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七夕

「さて、今日の日付は?」

「7月8日」

「七夕は何月何日?」

「7月7日」

「なぜ今日七夕ネタをやろうと思った?」

「昨日はやる頭がなかったから」


とりあえず俺はしがない珈琲屋の店長、遠藤安信。昨日は七夕だったので、昨日まで笹を飾っていて、客が短冊をつけていっていた。


「店長、ちょっと短冊でも見ながらツッコミいれていきましょう」

「まあしょうがないな。これなら今日やっても何の違和もないからな。」

まずはこれから。


「『いつまでも翔と元気にいられますように 静香』」


隣には…


「『いつまでも静香と元気にいられますように 翔』」

「相変わらず仲良しな二人だねえ」「……店長、さらに隣見てください」

「どれどれ…『彼氏ほしい。リア充爆ぜろ』……あの姉さん確信犯だな」

「そうですね」


次。


「『5000兆円欲しい!!』」

「やっぱりここにもあったか。今年流行りましたよね」


「んで、隣には『バジリスクタイム』もあって、ってそのとなりは…」

「『チ(ボロン』」

「おいこらやめい」

「そして『お〇〇〇〇ランド開園』もあるよ。そのとなりは、『開閉どうぞ』とあって、都合よく『おランド開閉』ってあった」

「最早願いですらねえ」

「まあ、ガチャで良いのが欲しいんだろうね」


次。


「『少しでも、気持ちが伝わりますように 茉莉』」「おいこら松岡君七夕ネタやろうと思ったきっかけの小説のそれを出すんじゃないよ」

「でも誰に対して気持ちを伝えたいんだろうねー」

「君はわかってるんでしょというか流すんじゃないよ」


次。


「『少しでも、あの人に邪魔されませんように 松岡』」

「君じゃないか。というか変化系で攻めるのやめなさい」

「うっす。あ、こんなのありました」

「どれどれ。『少しでも、残業が減りますように 遥』…切実だなあ!?」

「あ、隣にはこんなのありました。『姉にカツアゲされませんように 初』『初のプリンこっそり奪ってもバレませんように 淀子』」

「もう収集がつかないな…よし、この笹を振ろう」

「まさか短冊が落ちないから『オチない』とかやろうとしてません?」

「うるさい。俺はやるぞ」


ブンブン!!ポロッ


「あれ、短冊落ちたよ。どれどれ、『5,000兆円欲しい!! 遠藤安信』アンタもか!!」

「エヘヘ」

カオス。

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