13/37
報告 前編
俺はしがない珈琲屋の店長、遠藤安信。さて、今目の前には遥さんがそわそわしているわけだが、何かあったのだろうか。
「どうしたのですか、遥さん」
「あ、実はこの度、け…」
「あ゛あ゛ぢぐじょう゛!!あのカップル爆ぜろ!!リア充は滅べ!!」
「おやおや、どうしたのですか?バイトの姉さん」
「あいつらまたバイト先のレストランでイチャイチャしてやがったんですよ!!」
「つまりいつも通りと」
「くそ!!あいつらったら…」
そう切り出すとカプチーノを注文して延々と例のカップルについて愚痴りまくっていた。遥さんはなんとも言えない顔で聞いていた。
そして、彼女が帰ると、
「そういえば店長、実は私、この度け…」
「こんにちは…」
「おお、湊ちゃんじゃないか」
「あ、ココアお願いします…」
と、えらいタイミングいいときに、
「こんにちは!!」
「おお、松岡君まで」
そして、彼と彼の目があった。
「遥さん……毎度毎度邪魔しやがって…今日こそ決着をつけましょう…ちょうど湊たんもいますし…」
「よろしい、ならば戦争だ…!!」
そういうと二人は戦争を始めた。と、いうと大げさで、まあ実際は将棋をしてたんだが。
「やめて…私のために…争わないでください…」
「くらえ!穴熊囲い!!」
「ならばこっちは棒銀だ!!」
うん、動きがないからめっちゃシュール。
後半へ続く




