カウンター
俺はしがない珈琲屋の店長、遠藤安n…
「大変だ!!大変だ!!」
おぶだ。自己紹介はごり押す。
「どうしたんだい?」
「やつが来る前に言っておくッ!おれは今やつの本性をほんのちょっぴりだが、体験した。い…いや…体験したというよりは、まったく理解を超えていたのだが……あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!「おれは奴の前で人を見ていたと思ったらいつのまにかそいつの首が吹き飛んでいた」な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をしていたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」
「とりあえず要約すると?」
「蝉が大きくなって人を襲った」
「あっそ。」
「なんでそんな冷静なんだ!?しかも何故笑顔を崩さない!?」
と、その時、
『ウケケ、にンゲン、タベる』
「うわあ!!あいつだ!!食われるぞ!!」
入り口に巨大な蝉が現れたので、俺はそばにある紐を引いた。
ガチャ
ドーン!!
「……」
「何ですか?化け物でも見ましたか?」
「いや笑顔のアンタの方が化け物だよ。店長、なにしたんですか?奴が一瞬で消えましたが」
「何を驚くことがあるんだい?紐を引いたことでやつの真下の床が抜け、天井がハンマーのような勢いで奴を叩き落とし、奴は生コンクリの中に埋められ、そのまま海へどんぶらこされたんだよ。何も特別なことはしてないよ」
「いやあり得なさすぎるよなんでそんな機能つけたんだい」
「迷惑な客対策」
「そこまでする必要性」
※現実はここまでうまく行きません




