探り
「いやー、さすが現実恋愛年間二位実質一位の作者さんだ。器も広い!!」
「反応が遅れた理由は?」
「タスクキルでデータ消えたから書く気失せた」
「おい」
俺はしがない珈琲屋の店長、遠藤安信。松岡君はスマホをじっと見ている。
「まあ、パクリ全体についての一般論はあれでいいんですよ。」
「なるほどね」
「確かに、あれ以降、似たようなタイトルで『スクールカースト一位の女の子とスクールカースト底辺の男の子』の恋愛物語はかなりでてきました。私はこの作品群を見て思ったのが、『これが新しい現実恋愛のトレンドか』ということです。つまりは、このテーマを元に、自分なりの工夫をしてるんだな、とタイトルでも見えてたから、私は今まで何も言ってませんでした。」
「んじゃ、なんで今回はこんな風に取り上げてるわけ?」
「あの作品があまりにも似すぎているから。盗作ではないけど、アイディアはモロパクリじゃないかと疑うレベルで。だって、あの作品の今までのあらすじをまとめると、『自身を過小評価するラノベオタクの主人公がラノベを通じてスクールカースト頂点の女の子とお近づきになる』ですよ。ほぼ一致してます。本当にありがとうございました。」
「んじゃ、どうすんの?」
「先生のいった通り、『自分の作品だと胸を張って言える』ならばもう何も言えません。まあ、現に今のランキングで本家が勝ってる訳ですし。本物が偽物に勝てるわけがない。なので、本当に自身を持って書いてるのか探るつもりです。」
「頑張ってねー」
ガチャ
「がーーーーーーーーーーれ゛ーーーーーーーーーーーーじーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「早速自分がパロってどうすんだよ!?」
真実はいかに。




