兵器少女
「アメリカ空軍による、イラク爆撃、立て続けに起きるテロとの戦いどこもかしも戦争だらけだな
俺たちも、いよいよ戦地入りか?」
よく、そんなに、陽気に言えるものだ、
ただ、欲と欲がぶつかり、殺し合いしてるだけの、愚かな喧嘩なのに、どこが楽しいのか
全っく理解できない。
北神真斗は、ため息をつきつつ、隊舎に入った。
かく言う、北神は、日本陸軍第一対戦車ヘリコプター隊に所属する、少尉で
AH−64Dを操る。パイロットである。
「北神!!」
いきなり名前を呼ばれ、振り返ると、
隊舎の入り口に一人の男が立っていた。
長谷川雄二、陸海軍佐世保基地にある海軍第87機動艦隊原子力空母
信濃に乗艦する少尉で、北神の古き良き友人てある。
「なんだ、長谷川か」
「なんだとはなんだよ、冷てぇな」
長谷川はそう言って、笑っていた。
そんな長谷川に、内心イラッとしつつ、歩き始めた。
「せっかく、とっておきの情報持ってきてやったのによ」
「情報?」
「あぁ、台湾で、識別不明な飛行体が墜落したっていうのは、ニュースで見たよな?嘘だろうって思ってるかもだけとよ、あれ、本当らしいぜ、」
北神にとって、嫌いなものとは、オカルトな話である。
そのためか、北神の表情に、どこか、怒りが浮かんでいた。
「何言ってんの?そんなものデマに決まってんだろう墜落したのは、
どこかの新型機だよ。絶対」
北神は、断言すると、足早に歩き始めた。
「まぁ、待てって信じられないのは分かるけどよ、米軍すらその正体を・・・」
『北神!!ちょっと来い』
長谷川の言葉を遮るように、第一対戦車ヘリコプター隊長、大上智則陸軍大佐の大声が飛んだ。
「大上大佐何ですか?」
「いいから、来い。団長が呼んている」
そんな大上に疑問を浮かべつつ、北神は向かった。
そして、部屋に入るなり、目の前に、第三戦闘団長、小林己龍陸軍中将の姿があり、
北神は、咄嗟に直立不動の姿勢から、敬礼した。
「君が、北神君だね」
小林中将の笑顔は、優しそうだが、その中に、仏のような、オーラを醸し出していた。
「北神君の耳にも、届いている事であろう。台湾に墜落した謎の飛行体の情報は」
その話を聞いた途端、北神表情が強張った。
「小林中将、お言葉ですが、台湾の飛行体の情報はデマであるとしか思えないのですが」
「北神君、信じられないのは、分かるが、つい、さっき、国防省は軍に、出撃待機命令を下した」
小林中将の言葉に、北神は、込み上がってくる、嫌悪感に胸元を握りしめた。
「これが、何を意味するか分かるな?情報は、デマでもなんでもなく
事実だ、だがしかし、恐れることなかれ、我々には、60年もの年月をかけ研究開発し完成、実戦配備された兵器少女がある。世の中のすべての兵器の頂点に君臨するこの兵器さえあれば、
奴らが攻めて来ようと檄滅できる」
各種兵器を少女の姿にした、新世界の兵器と言える、兵器少女は
戦後日本軍が科学の進歩に連動するように研究を推し進め、
五年前に完成させた擬人化兵器であり、その性能は、米軍のラプターすら超越する
ものであった。
五年の間に、瞬く間もなく、日本と同盟関係にある多国籍軍に広まった。
「そこでだ、北神君に話がある、北神君悪いが今いる部隊え~と、第一対戦車ヘリコプター隊から私が、
指揮する、第三戦闘団に転属してもらう。そこに、転属し、第701中隊の指揮を執ってもらいたいのだ」
「第701中隊って.HODシステムを搭載した兵器少女が集う部隊ですよね?」
小林中将の口から出てきた精鋭部隊の名前に北神は目を見開いき、驚いていた。
「私は、戦争が、嫌いです。でも、何もせず、一方的に殺られ、死んでいく人々を見るのはもっと嫌です
小林中将、第701中隊の指揮是非とも執らせてください」
北神の返事を、聞いた、小林中将は、満面の笑みを浮かべた。
「よくぞ、決断してくれた!!、早速明日、基地のある、呉に向かうぞ」
そうして、北神は、日本陸軍第三戦闘団第701中隊に転属が決まった。
〜プロローグ終わり〜




