2部終了時までの登場人物達
日永久雄(中学3年の人間)
たぶん主人公。
15歳で160センチほどの背丈。現在中学3年。全く整えようとしない黒髪に眠そうにしている黒い眼のネトゲ少年。覇気というものが一切感じられない顔立ち。
家族は祖母のみ。田畑を叔父に任せっきり。収穫期などは手伝いをするらしい。
原因不明で部屋から異世界にきてしまった少年。いくつかのスキルを覚えているが、使いこなせるのはいつになることやら。
初期スキル。鑑定、通訳、解読。成長することで変わったスキルを覚えていく。
ミリア=エイド=ドーナ(エルフの魔法使い)
一応ヒロイン
外見上は14-18歳。実際年齢は…???
長い金髪をおさげ髪として編んでいて目は青くすんでいる。ただしヒサオを怒るときは良く吊り上がる。歳相応に可愛らしいエルフの少女。
勇者召喚で2度よばれ、今回で3度目の異世界転移となった。外見からは分からないが、過酷な人生経験を歩んでいる様子。
初期時は攻撃魔法限定の魔法使いとなっているが、世界樹の杖を奪われたことにより本来の姿である賢者へと戻った。
初期スキル 無詠唱 制約の呪い(攻魔) 攻魔全系統レベル9
ジグルド(ドワーフの鍛冶職)
外見は50-60前後の見た目。実年齢は不明。ドワーフである。
白髪に茶色のするどく年期のはいった鋭い目つき。鼻の下に白鬚をはやしている。渋いオッサンという見た目。性格は縁の下の力持ちといった感じ。
着用している工場の作業服のような薄汚れた服には愛着があるようで、こまめに洗いながら使いつづけているようだ。右手が義手であるが外見からは全く分からない。
初期スキル 炎熱操作 ドワーフの加護
テラー=ウィスパー(獣人)
見た目でいえば20代後半の獣人。茶褐色の短い髪。体毛も尻尾も同色である。
家系は銀狼の一族。外見はそうみえないが、その血筋であることにプライドを持っている。顔は人間とほぼ変わらないが、全身を覆う体毛は犬のよう。スタイルはかなりよいが当人はまったく気にしていない様子。むしろ動くのに邪魔とすら思うこともあるようだ。
精霊騎士という称号をもち憑依させる精霊によって戦闘スタイルを変更できる。
初期スキル 精霊憑依 火の心 風の心
フェルマン=ウル=カスラ(ダークエルフ族の長)
銀の瞳に短い銀髪。背は高く華奢な体形。
苦労を刻んだような顔をしており、仲間には優しく敵には厳しい性格。
父である先代を戦いで亡くし、その跡を継いだが、仲間とドワーフを守り切れていないことを悔やみながらも先へと進もうとする。
ゼグト=バーリアス(ダークエルフの戦士)
銀髪に銀の瞳。据わった目つきをしている。
小柄な体格をしており斥候の役目をよく務める。
長に厚い信頼をおいており、ダークエルフの戦士たちを取りまとめる事が多い。
コリン(唯一生き残った女ドワーフ 北国ウース出身)
薄紅色の短く艶のある髪。同色の丸く無邪気さを感じさせる瞳をしたドワ子。
背丈が小さいため幼女と思われがちだが、一応は成人前の少女。体形については、これがドワーフの女というしかない。
一族を全て人間たちによって殺され、その場面をみてしまう。そのため、ジグルドと会うまでは自閉症気味であった。その目に光がもどったのはジグルドと接触したからであるが、ジグルド依存症ともいうべき病にかかっている。
カリス=アザート(竜王 アグロ街の町長)
老いた竜人。顎の先から白鬚をのばし、つむったような目をしている。
鱗はくすんだような青さ。尻尾もダランと力なく垂れている。
アグロの守護神ともいえる存在で、力を十全に発揮するととんでもないことになる。
ポンズ(翼人)
アグロの宿の主人 エーラムの宿の主人に一目おかれている。
イルマ=イングゥエイ(虎の獣人 精霊闘士)
アグロ砦を任させれていた虎の獣人。
虎が鎧を着て二足歩行しているかのような姿。
猫のような鬚に、するどく吊り上がった金の眼。人よりも獣に近い顔をしている。
テラーやエイブンとは幼馴染の間だが、その考えには賛同していない。人間を信用できないからだ。野生的な面がつよく本能で他人のことを知ることもある。
エイヴン=イーリス(ケンタウロスの弓使)
赤髪に黒い目をした精悍な顔だちをしたケンタウロス。
テラーの幼馴染にして絶対の従者ともいえる男。
弓使いであり、強化魔法を扱うケンタウロスで、馬たちとも会話が可能。
日永 早苗
歳は70過ぎ。ヒサオの祖母。
娘と孫に異世界にいかれてしまった不遇の人。夫はすでに他界しており、家に今いるのはこの人ただ一人。孫の久雄を心配するあまり、近所すべてに久雄のことを聞いてまわった事もある。
久雄が異世界にいることを聞かされた時は、異世界という他国にいると思った節も見られる。
小太郎いわく、限界間近だったという。
日永 恵
ヒサオの母にして、早苗の実の娘。
結婚し久雄を生むが、そのあと離婚。理由については早苗のみが知っている。
生後2ヶ月の久雄をつれ実家にもどるも、そのあと謎の失踪。
育児に関して思うところがあったとされていたが、ヒサオ同様異世界にきていたようだ。
杉山 恵子(中3の人間)
黒く長い髪をポニテでまとめた黒髪に、ぱっちりとあけた黒い瞳。美少女でも可憐でもない、ごくごく一般の女子中学生。
小太郎とは仲がよく、よく連絡を取っているらしい。
ファンタジー好きで、中でもエルフが大好物。腐女子まっしぐらな女子といえる。
遠藤 小太郎
最近茶に染めた髪をし、しゃれっ気もでてきた中学3年の少年。
ヒサオに比べれば多少増しな顔をしているが、彼の特徴はその理解力の高さと考察力の速さにある。
だが、時折本能的な勘によって他者と接することもあり、他人から誤解を招くこともあり。恵子のことを気に入っているようだ。
エルマ=トーレス
若草色の短髪をした少年。華奢な体形でミリアより小さい。純粋無垢な顔をしているが、裏があるような性格。麻の作業服を好んで着ている。
オルトナスの弟子となってすでに10年以上経過している。現在は弟子というより世話がかかりに近い立場だ。ミリアの兄弟子に一応あたる。
オルトナス=エウロパ(エルフの術者)
中途半端に伸びた銀髪に、切れ長の銀の眼。相当歳をとっているくせにそれを感じさせない美形顔は吟遊詩人ですら羨むだろう。だが口調は爺さんなので人間であればギャップに苦しむことになる。
普段何をしているのか不明だが、転移魔法陣の権威ではあるらしい。
一応偉い爺さんです。
クロス(エルフの騎士兵長)
金髪に碧眼の美男子。エルフの典型的ともいえる外見をしたイケメン兵士。
騎士として十分優れた実力を有しており、次期将軍という立場に近い。
別段優れた才能を持っているのではなく、努力でそうなったタイプ。
生真面目性格をしており、早死にしないことを祈るばかりである。
ヒュース(リームの弟)
桃色の髪と目をした可愛らしい少年。クロスの部下の一人であり、神聖魔法を得意とする。
また剣の腕も上昇中であるが、クロスにはまだ遠く及ばないようだ。
困った性格のリームが姉であるため、そのフォローにいつも回ることになっている。
どことなくクロスとは通じるものがあるようだ。
リーム(ヒュースの姉)
ヒュースと同じく桃色の髪と目をした少女。
弟のヒュースとくらべ若干髪が長い。それ以外で違いを述べれば、多少顔が丸いといったところだろうか。
性格には難があるものの、精霊との交感力は群を抜く才能をもつ。まるで遊ぶかのように、精霊と対話することもあり、友人として扱っている模様。そうした性格のせいか、暴走するととんでもないことを起こしてしまう。
アスドール=リダ=オルトイア(ユミルの王)
普段は厳格な王であり、しっかりとした手腕をみせるが、そのためストレスを抱えている。
オルトナスやデュランの会話を聞いて笑うのが趣味となっている。
ヴェロニカ=リダ=オルトイア(ユミルの王妃)
アスドールの良き妻であり理解者。
夫をよく立て邪魔をせず、協力を惜しまない。
デュラン=バースト(エルフの将軍)
エウロパの親友にしてエルフ王国の将軍。
短髪の黒髪。つりあがった金の瞳。無骨な顔だちをしており、エルフの異端児。
魔法はほとんど使えず、武具の技量と、戦術でのしあがった人物。
なにかにつけて、オルトナスにケチをつける。2人の会話は漫才のようであり、それがアスドールの救いともなっている。
ユニキス(最古のドワーフの一人で戦士長。幽霊です)
右目には眼帯をつけ、左目のみで見ている。ジグルドと同じく茶の瞳だが細長い。髪は白と茶が混じった短髪。
かつて栄えたドワーフ王国にいた戦士長。現在は祖霊の迷宮に住む一人の幽霊。城地下にある『禁忌の墓標』を見守っている。
性格は生真面目だが、幼女に対しては甘い。
身の丈よりも大きなは戦斧を扱い、鎖鎧を好んで装備する。
ヒガン(ドワーフ・オリジン)
緋色の目、緋色の髪をした女の子
色々謎ある子供。すべてが明かされる日がくるのかな?
モーリス(宿の親父さん オーガ)
硬そうな皮膚を持つオーガ。頭に一本角をはやし口中から牙が生えている。
だいたい2mぐらいの背丈で、フェルマンをも軽く追い越している。
無骨な顔をしており、笑みを浮かべることが少ない。青く鋭い目に睨まれるとかなりの恐怖を覚える。
アグニス(ゴブリンのウェイター)
エーラムの宿にいる従業員。ゴブリンである。
久雄のことを兄貴としたい、色々なことを学ぼうとしている。
給仕が仕事であり、妻のユリナとの仲はかなり良好。
ユリナ(ゴブリンのコック)
エーラムの宿のコック。アグニスの嫁。料理の腕は一流といって差し支えがない。
夫であるアグニスにどこまでもついていく覚悟をもつ。
ムラタ=カズヤ(魔王) サルガタナス(偽名)
第15代魔王
スキルによって子供、少年、青年とつかいわけている。
髪は茶色、目は丸くブラウンの瞳。肌は青白く、
色々と謎が多い人物。
初対面の相手には必ず子供の姿で接し、油断を誘おうとするらしい。
ペリス=ファスタ(影の一族)
スラっと伸びた体躯をし背が高い。髪は黒く顎のあたりまでかかっている。褐色肌をした美女。全身を黒一色で統一しているのは、彼女がスキル効果を高めるためでもある。切れ長の目は怖さを感じさせる。
キリっと仕事のできる女性といった感じをし、魔王の影の中で隠れている。密命があれば即座にうごき、魔王の頼れる右腕的な存在となっている。
ニア(ペリスの妹)
ペリスとほぼ変わらない姿。双子の妹である。
姉と同じ能力をもっているが、若干性格的な部分で弱い。
姉と比べ多少髪が短い。
トバリ(伝書ワシ)
魔王とペリスの間で伝令をすることが役目のワシ。兎肉が好物。
ガーグス=ドナー(クマの獣人)
くまの鍛冶師 白い作業服をきている。
ヒサオを獣人の守護神として崇拝。
腕は2流。
ブランギッシュで鍛冶を営み始める。
ルイン=リムダート(勇者召喚されたエルフ)
長い金髪に碧眼の色男。細見の剣をつかいエルフが苦手とする火属性の魔法を連発できる男。いち早く危険を悟り脱出を試みた。
洞察力に優れた男ではあるが、余裕があれば軽薄な性格を演じるため、誤解を招くことがある。
エルフは火属性の習得を苦手とするが、彼の場合は逆だったらしい。また、無詠唱で呪文を放つこともでき、かなりの強さをもつ。
カテナ(ドワーフの女)
腕と足に一目手でわかる傷あとがついたドワーフの女。
燃えるような赤い短髪と同色の鋭い瞳。半袖の革ジャンに暑い布地でつくられた白い半ズボン。ハンドアックスを好んで使う。
細工職人であり、ジグルドの弟の彼女である。当人は既に嫁のつもりでいるらしい。義手の細工もほとんど彼女がやった。
ラーグス=アグバ(文官長)
青い短髪の美青年。
やせ細った体躯で背は高い。頬もやせこけ、他者を見下すクセがある。
アルツ王国内において文官長という立場にあるが、託宣を自分の都合のいいように利用することもある。それによって今の地位についたという噂もあり。
ジェイド=ロックウェル(アルツの第一王子)
アルツ第一王子。託宣以外のこと訓練を良くしている頑強な男。
王子であるにも関わらず荒れた短い茶髪。相手を鋭く射抜くような茶の混じった瞳。常に相手が敵か味方かと考え行動するクセがある。
人間の中では自己判断ができるタイプだが、それでもこの世界の人間を基準としての話。
エラク=ガトウ(アルツの大将軍)
現在60代後半。
髪は白く、目からは鋭さが消え鈍くなっている。頬はやせこけ、顎も角ばり、歳相応に痩せた顔をしている。
託宣によって大将軍の地位についた人間で、彼の実績もまた託宣によるもの。
テレサ=サーカリム
黒髪に黒瞳の女兵士。顔立ちはいいが、キッと他人を睨み見るクセがあり魅力を下げている。体形は細い。
家が没落し貴族のご令嬢から牢の看守へと没落した女。
まだ金があったころに覚えたハイマン流剣術と槍術を身に着けている。これもまた託宣による指示である。すでに……




