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籔の中  作者: 和紀河忍
序章
1/6

芥川龍之介「薮の中」より

芥川龍之介の「薮の中」を現代風にアレンジした作品です。


ここにはだれもいない。

だれも来ない。


唯一人、おれは深く沈み込んだ静けさの中に包まれている。


時折、囁きかける乾いた風は、唯、寂しさと空しさを伝えるだけ。

手を伸ばしても何も掴めない。

唯、冷たい、冷たい感触が俺の精神こころを鋭く突き刺し蝕んで行く。

寂しい・・・

この辛さは、一体、なんであるのか?


ーーー薄く淡い鋼色の月影は、深く淀みすぎて、此処までは届かない。

ここは、暗い籔の中。

そしてーーーそして、おれは、“何か"の影を追い、求めるように


今もこうして彷徨い続けている。

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