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悲劇の始まり

かがや「虹龍...僕と共にしてくれないか?」


虹龍「白鬼の血を持つんだったら仕方ないな」


虹龍「我の名は虹翔龍!!!天を翔る虹の龍だ!!!」


かがや「僕は涼山 輝!!!白鬼の血を流す人間だ!!!」


小石「はぁ、一度はどうなるかと思いました...」


おばあちゃん「小石様が花蜜様を呼んでくれたおかげよぉ」

おばあちゃん「花蜜様...ありがとうございます」


花蜜「いえいえ〜」


花蜜かみつ

癒しの妖



花蜜「それでは私はこれで〜」


花蜜は遠くに飛んでいった。


その時....



風が一瞬とまる



おばあちゃん「なにかしら?」




その途端、闇が空を覆い始める


虹龍「あれは...輝...途轍もく禍々しい気の塊だ」


おばあちゃん「うう...」


かがや「おばあちゃん!」


小石「...」


虹龍「小石...汚されたか...輝!!!」


かがや「なに!?」


虹龍「小石を殺す」


かがや「え?」


虹龍「小石を殺す!」


かがや「ちょっと待ってよ!」


虹龍「シュグワッ!!!」


小石は跡形もなく消し飛んだ


かがや「酷いよ!」


虹龍「酷いのはあの闇だ」


かがや「闇?」


虹龍「我ら妖は汚れに弱い」


かがや「汚れ?」


虹龍「汚れに躰を蝕まれると妖使いも蝕まれる」


かがや「おばあちゃん...も?」


虹龍「そうだ、だから小石を殺した」


かがや「...」


虹龍「汚れは感染する...」


虹龍「我も今、結構辛いのだ」


かがや「え?」


虹龍「輝、お前、身体が重いだろ?」


かがや「あ、ああ」


虹龍「蝕まれる前兆だ」


かがや「ええ!?」


虹龍「出来るだけ強い神力のある場所に行くぞ!」


かがや「おばあちゃんは!?」


虹龍「残念だが、その老婆は助からない」


かがや「でも!」


虹龍「小僧!!!貴様も蝕まれて死にたいか!!!」


かがや「ぐっ...」


虹龍「行くぞ!乗れ!」


かがや「...」


虹龍の背中に輝が乗る


輝は泣いていた...


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