召妖
僕の名前は
涼山 輝
中学3年
ごく普通の中学生の筈だった
中学生。身長は140.2cm 体重は30.8kgと小柄な体格だ。
今日は召妖の日
それは僕の新しい家族を迎える大事な日...
おばあちゃん「かがや...そこの翡翠をとってくれるかい?」
かがや「はい!どうぞ!」
おばあちゃん「ありがとう...そしてこの翡翠を粉にして...」
おばあちゃんは自分の妖 小石様を呼んで翡翠を粉にした。
おばあちゃん「小石様...ありがとう」
小石「このくらいどうってことないですよ」
おばあちゃん「あら、若いっていいわね...」
小石「まあ、妖ですからね」
おばあちゃん「そうだったわねぇ」
かがや「その翡翠をどうするの?」
小石「かがや殿、翡翠の粉にかがや殿の髪を混ぜてそこに清酒をかける」
小石「そして、かがや殿がそこに手をかざし強く想うのです。」
小石「私の元に来てください...とね」
かがや「へ〜」
おばあちゃん「あ、かがや、清酒をもってきておくれ」
かがや「わかった!」
僕は冷蔵庫から清酒と書かれた
それっぽい酒を持ってく
かがや「はい!」
おばあちゃん「さてと...はじめようかね...」
小石「始まるのですね...」
かがやは小石の小太刀で髪を数本取られる。
小石「かがや殿、翡翠にかがや殿の髪を混ぜた」
小石「かがや殿、準備は宜しいですか?」
かがや「はい...」
おばあちゃん「よし...」
おばあちゃんが清酒をかける。
小石「かがや殿」
かがや「うん...」
(僕の新しい家族...そして僕と人生を共にする者...)
召妖の術式が光り始める
小石「始まりましたか」
おばあちゃん「始まったわねぇ」
かがや「(来て下さい!)」
術式が弾け飛ぶ!
小石「成功ですね」
おばあちゃん「成功したわねぇ」
かがや「あれ...なんか身体が重い...」
龍「我を呼んだのは...お前か...小僧...」
小石「あ、あれは!虹龍!?」
虹龍「小僧...答えろ...」
かがや「そうです...僕が呼びました。」
虹龍「そうか...こんな小僧に...」
小石「不味い...虹龍は最高種族...こんな子供に召喚されて怒ってる...」
虹龍「弱そうだな...」
かがや「ぐっ...」
虹龍「ふっ...」
小石「かがや殿!!!避けろ!!!」
かがや「えっ!?」
虹龍「我を召喚せし小僧よ!耐えてみせろ!」
虹龍「シュグワッ!!!」
虹龍の口から咆哮と共に虹色の焔が吐き出され
かがやを包む!!!
かがや「うわぁぁぁぁあああ!!!」
肉が焼ける
髪が焦げる
かがや「ぐぁぁぁぁぁぁあああ」
かがや「...」
虹龍「ふぅ...たわいもないわ...」
かがや「ちっ...」
虹龍「なに!?まだ息の根があるだと!?」
かがや「こんくらいじゃあ...死なねーよ!!!」
虹龍「この気は白鬼族!?」
かがや「ああ、俺の爺さんは白鬼とでもいったかなァ?」
かがや「とりあえず、俺は死なねーなァ...」
かがや「ぐっ...あ゛あ゛...」
かがやの姿が人間に戻る
おばあちゃん「...爺さんの血を受け継いでたんだね.ぇ..」
かがや「僕は今まで隠してきた」
小石「かがや殿...」
かがや「みんなと違うってことには幼い頃から気付いてた…」
かがや「ある日、友達と喧嘩をしたんだ」
かがや「その時、鬼化したら友達が人間じゃねぇって逃げたんだ」
かがや「その時気付いたんだ」
自分は普通じゃないとね...