第三話 夢じゃないのか?じゃあなんだ!
サブタイは何か思いつかなかった。
では、ごゆっくり
うむ。どうしても俺を殺したいらしい。でもこれ夢なんだよな。てか、最初もそう言って探検始めたんだった。
「そうさ、これは夢だ!!」
「んなわけあるかボケ!!!」と言いながら殴りかかろうとしてきた。
へへーんだ。ここは夢の中。そんなのが通用するわけ――
「ゴフッ」直撃だった。少女の拳が俺の顔面にモロに入った。少女とは思えない攻撃力。俺の夢の中に最年少のボクシング世界チャンピオンがいるとは。最年少とか言いながら年齢は知らないが。
「痛ってーな!いきなり殴るなよ!!」痛てー。マジで。さっきはつねっても痛くなかったのになぜ?
「夢!?あんた何言ってんの?他の人もそう思っているかもしれないけど誰も言ってないじゃない!!!他の人のことも考えないで口にしないで。来たくてここに来た人なんていないんだから!あんたも死んだ記憶があるなら受け入れなさい。見苦しいわ」
目に涙を溜めて怒鳴ってきた。何も泣かなくても。だが、しかし少女の言うとおりだ。病気や事故、天災その他もろもろ、死にたくて死んだわけじゃない人に失礼だ。ここに来たい奴なんて生きていたときが嫌な奴ぐらいだ。
「すまなかった。でも俺は死んだときの記憶がないんだ。だからてっきり夢だと思ったんだ。本当に悪かった」
そう言って俺は頭を下げた。だがすぐに少女によって上げさせられた。髪を思いっきりつかまれて。
「痛って、いてててててて、何すんだよ!?!?」
「いいから黙って」
その気迫に押され黙ったが少女の行動により一秒と持たなかった。
「なななな、何やってんだおまえ!?」
有ろう事か少女は俺の額に額を当ててきた。いや熱があるとかそんなんじゃないんだが。いかんせんそんなことは口にできない。女もとい女性ともこんなに顔を近づけたことがないからだ。
どうも、久しぶりです。忘れた方もいらっしゃると思いますがさかきです。
誠に遅れました。ごめんなさい、すいません、お許しを、命だけは
冗談はさておき、やっと三話です。
もう、不定期で行きます。次話告知とかしませんorz