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第二話 ここはあの世です

え?ちょ、待て。待て、待て、待て。今なんて書いてあった?

落ち着け、俺。こういうときこそ冷静になれなくてどうする。たぶん見間違いだ。でなければ幻視だ。目を擦り、限界まで見開いて看板を凝視する。


あの世行き船乗り場

死人の方々は一列になって並んでください


……………俺死んだのか?

昨日、部屋の窓閉めたっけ?いやでも俺の部屋二階だし。登って入るのは無理だろ。愛里とか?あ、思い出した。夕飯呼ばれて食ってねえ。それだけで殺されるなんて、ないない。第一、愛里はそんなやつじゃない。やっぱ何者かに寝ている間に殺されたと仮定する方がつじつまがあう。寝首を掻くってやつか?痛くなくて良かった─って!そんな話じゃない!!

その時どこから来たか知らないが人が出てきて大声で言った。

「クソ野郎共!並びやがれ!!マジたりーよこんな仕事押し付けやがってあのクソジジイ!」

声は女だが言葉が悪い。どんなやつだと思いよく見てみた。女だと思うがその格好は船頭みたいだった。そして腰にはなぜか木刀。笠を深く被っていて顔はよく見えない。髪も長いし、少し胸もある。本当に少しだ。ぺったんこである。女と言うよりは少女だった。あの子に聞けば何かわかるかも。

「あのーここどこですか?」

「あぁ?あんた誰?何喋っちゃってんの?」

いや、喋るだろ。さっきの人は別として。

「ふん、まあ良いわ。特別に教えてあげる。」

何が特別だよ。やたら上から目線だなこいつ。俺の方が年上ってことがわからんのか?このガキは?国語の能力0か?学校で習わなかったか?目上の人には敬語を使いましょうって。まあ、年も教えていないし、子供だ。その辺は多目に見てやろう。そして少女は言った。


「ここは死後の世界よ。でもここは入り口にすぎない。」


作者の気まぐれ後書きトークコーナー(不定期開催)

大輝以下大「始まっちゃったよ、何か嫌なタイトルで。しかも不定期て……」

愛里以下愛「え?そう?愛里は嬉しいよ♪」

大「何でそんなに嬉しいんだ?作者が書くことないだけだろ。」

愛「だって愛里、このあとしばらく出番無いもん。悲しい。」

大「ああ、そうだったな。一番適当に名前決められてたもんな。これ書き始めてから決めてたもんな」

愛「きっと可愛い名前をつけようと考えてたんだよ」

大「でも、このあとの出番も頭に無いっぽいよ」

愛「ガーン……ショック………」

大「このあとの愛里の出番、楽しみにしててね」

愛「愛里、頑張っちゃうもん」



次話は1週間位で。読んでいただきありがとうございました



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