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テオドール  作者: 織風 羊
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少しだけ重い荷物

よろしくお願いします。

少しだけ重い荷物


野営の為の荷物を二輪に積んでいく

スタンドを上げシートに跨ると

ズシリと車体が沈む

いつもの何倍もの荷重がかかっている事が分かる

エンジンを掛けると軽快な回転音が聞こえる

スロットルを回すと軽快な回転音が重厚な音に変わる


そう 私は知っている


野営地に着き設営を始める

二輪がホッとした様な顔をしたかのように見える

重い荷物から逃れられた長い道のり


私は知っている


バックパックに必要な物を入れ

麓から見える眼前の山を眺める

気の遠くなるような道のりだ

然し そこへ行けば渓流があり

怒涛の如く水を落とす滝があるかも知れない

名前も知らない美しい花に出会えるかも知れない

真昼だというのに光は木々に遮られて

少し暗い大地で木漏れ日を浴びながら深呼吸をする

そうすれば 

この気持ちも少しは楽になれそうな気もする


私は知っていたのだ


いつも旅で一番厄介な荷物は私自身だと

この重い荷物を心に背負って

また一歩と歩き出す

ありがとうございました。

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