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白日夢
最後の詩篇です。
よろしくお願いします。
The day dream
ラジオの声がスピーカーの中へ遠ざかっていく
暗い部屋の中で
部屋の壁が迫ってくる
その壁は必要なのかと疑いたくなる
壁は人を守るはずだったのに
壁が束縛を始め出す
その向こう側に
壁を操る何かが見え隠れする
そいつは
これは全ての秩序のためだと
もっともらしい顔をしてポケットに手を入れる
ポケットに何を隠しているのだ
いや見せなくてもいい
やっと気づいた事がある
そいつ自身が壁なのだ
壁がなければ崩壊していく魂
その壁を取り除き
その秩序とやらを晒してみろ
壁がなければ生きることさえできない嘘を
壁を打ち壊し
外へ出るんだ
眩しい日差しを受け
清々しい朝の光に見送られ
私は喜びをバッグに詰めて自由と共に旅に出る
最後までお読みいただき
感謝の言葉を
ありがとうございます。




