表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
テオドール  作者: 織風 羊
18/23

初秋の候

よろしくお願いします。

初秋の候


農夫は家の窓から空を眺める


曇り空

玄関に出て長靴を履くが

暫く思案に暮れる


その背中を彼の妻が見ている

少し微笑んでいたのかもしれない


やがて彼が立ち上がると

妻は彼の背後に立ち

ポンと肩を叩く

農夫は振り返りもせず頷き

外へ出てトラックに農具を積み込むが

その思案顔は変わらない


エンジン音を残して家を出る


9月の取り入れどきの柿は収穫され

柿の木は上の枝に一つ二つの実を残しているだけ

短い秋が過ぎる頃の小鳥への贈り物

下の方の枝には何も無く

旅人へのささやかな贈り物も今では必要無い


農夫は農具を下ろしながら空を見上げて呟く


雨にならなければいいがと

ありがとうございました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ