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第五話

今日休みなので2本投稿します!もしかしたらまた、投稿するかも。

まずは2階からの説明だった。


「今パパと話していた部屋が事務室ね、ここで働いているメイドさんや執事さんの休憩室として使われたりしてるの。」


「そしてその奥の部屋がトイレで、その奥に私の妹の部屋があるわ。」


「西園寺さんって妹いたんですね。」


「えぇ、今11歳で今年で12歳になるのよ。少し人見知りな面もあるけど、とっても優しい子だから仲良くしてあげてくださいね?」


「会う機会があったら一緒に遊んでみようと思います。」


俺がそう言うと西園寺さんは嬉しそうに返事してくれた。


「えぇ!是非そうしてください!」


階段から上がって左に行くとすぐの部屋が事務室で、その隣がトイレになっている。そしてその奥の部屋がどうやら妹さんの部屋らしい。


「さぁ次はこっちですわ。」


そう言って次は階段上がって右側の部屋に移動し始めた。


「さぁ、ここが耀介君がしばらく生活する部屋になる所ですわ。後日、天童君のご実家からメイド達が荷物を運んできてくださるそうなのでご安心ください。」


少しメイドの人たちに申し訳ない様な気もするんだよなぁ、でもせっかくなので頼る事にするか。


「ーーしかし、ここで俺はしばらく生活をする事になるのか。自宅以外ではあまり寝つきが良い方ではないけど、早く慣れないとな。」


「天童君は慣れた場所でないと寝付けないタイプなのですね。早く馴染めるようにこの場所を実家だと思ってもらって大丈夫ですよ?」


西園寺さんは笑いながらそう言ってきた。


「ありがとう、西園寺さん。この場所が俺にとって実家以上に安心できる場所になるくらいに慣れてみせるよ!」


「頑張ってくださいね。」


彼女は笑いながらそう返してくれた。


けれどなんかバカにしてる様にも思えたな。


俺は今後の自分の部屋に持ってきた荷物を置き、次の場所を案内してもらう。


「そして耀介君の奥の部屋、ここが私の部屋になります。」


ここが西園寺さんの部屋か…俺は少し緊張するな。


何を緊張しているんだ俺は、これから同じ家で生活していく事になるんだからな。こんな事で緊張している様では今後がまずいな。


などと考えている間に西園寺さんが喋り始めた。


「ここは私の部屋になりますから…部屋の中の紹介は遠慮させてください。恥ずかしいですから!」


「大丈夫、西園寺さんが良いって言ってたとしても多分断ってたから。だって普通にこっちも恥ずかしいからさ。」


俺は笑って返した。


「ーー助かりますわ…」


西園寺さんは恥ずかしそうにそう答えた。


そのあと一階に降りてお風呂場と洗面所を紹介してもらった。


「そして最後にここがリビングですわ!」


この家に入った時にチラッとみたリビングだが、改めて紹介してもらうとやはり凄いものだ。


「このテレビもシステムキッチンも全部西園寺社製なの?」


俺は西園寺さんにそう尋ねてみた。


「そうですわ、キッチンにテレビ、エアコンなんかも私のお家の製品なんですの!」


そう自慢気に返してくれた。いや、普通に凄い事だから何も言えないけど!


「これで一通り家の紹介は終わりですわね。それじゃ一旦夕飯にしましょうか。」


部屋の紹介を終えた時点で今の時刻は18時半であった。


「結構時間だってたんだな、今日は学校から帰ってからドタバタしすぎて時間感覚がおかしくなってたわ。」


本当に今日の午後からの動きは人生含めても一番大忙しな日であったかもしれない。


「そう言えば今日は午前中、学校でテストでしたね。私も忘れていましたわ。」


あぁ、そう言えばテストやったな。俺の結果はまぁ…うん。って感じです。


「夕飯はメイド達が普段は作ってくれてます。今日の料理はカレーみたいですよ?」


確かにキッチンの方からカレーの匂いがしてきた。


「本当だ、カレーの匂いがしてきた。結構本格的なスパイスの匂いがするけど、自作カレーなのか?」


「ーー?カレーなのですからそれが当たり前じゃなくて?」


マジか、もしかしてカレールーをご存知ではない?お嬢様とは聞いてたけどここまで世間知らずとは…


そんなことを考えているとメイドさん達が机にカレーを運んできた。


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