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5.お買い物 準備編

無事にトイレが終わり、安心した気持ちでリビングへ向かう。 暇だなぁ。買い物に行くまで何しようか。なんて考えていると、ゆの姉が2階から降りてきて言った。


 「じゃあ、そろそろお買い物行こっか。柚希ちゃんとの待ち合わせ時間が迫ってるし」


 「え、もう行くの?僕まだ着替えられてないんだけど」


思ったより買い物に行く時間が早かった……トイレで時間を使い過ぎたのかも知れないけど。


ゆの姉はシンプルな白いワンピースに濃い青色のカーディガンを羽織っただけの姿。髪色は少し茶色くて綺麗なセミロング。髪に関してはいつもと同じ感じ。一方僕は適当に着てる部屋着姿、髪色は黒色のミディアムボブ。……服装はどうにかしたい。


……と言っても、僕の部屋には男の子用の服しかないし、中学3年生の女の子が着ているような服がある訳ない。


 「ゆの姉、僕が着れるような服がないんだけど……」

 「うーん。じゃあこれでも着ていく?」 ゆの姉があるタンスから服を取り出しながら言った。


ゆの姉が持っていたのは僕が着ていた男の子用のジーンズ、服はこれも男の子用のシンプルな白い服。それと、ゆの姉が使ってる編み目で模様が出来ているベージュ色のカーディガン。これが僕に似合うかは分からないけど、とりあえず着てみることにする。


服を脱ごうと思ったけど、ここではゆの姉が居て恥ずかしい……今の僕は女の子だけど、なんというか……まだ男の子だし?僕はゆの姉が用意してくれた着替えを持って、逃げるようにしてリビングから2階へ上がって行った。


 「えっと……これを着ればいいんだよね」


僕しか居ない部屋で呟いた。まず、上を脱ぐ……。男子の時の僕には無かった、膨らんだ胸。これが大きい方なのか、小さい方なのかは分からないけど……やっぱり自分の体でも、女の子の体を見てると恥ずかしい気分になる。


しばらく自分の胸に見惚れてたけど、早く着替えないと待ち合わせ時間に遅れる事を思い出して急いで服を着た。そして元々履いていたズボンを脱いで、ゆの姉が持ってきてくれたズボンを履く。このズボンと服は少し前まで着てたからそこまで違和感はない。次にゆの姉が使ってるカーディガンを羽織い、ボタンを留めた。


……似合ってるかな。


少し緊張しながらも、1階にある鏡に僕の姿を見に行く…。鏡を覗いて見る。

そこには、ボーイッシュな格好の可愛らしい女の子が立っていた。結構似合ってない?と僕的には思う。なんだか、目の前にいる女の子が僕だって思うと、不思議な気分になるね。ゆの姉にも見せてこよう。


 「ゆの姉!着替えてきたよ。似合ってる?」

 「葵ちゃん可愛い……似合ってるよ!」


ゆの姉に似合ってるって言って貰えて安心。それにしても、僕の服とゆの姉のカーディガンを一緒に着たら似合う事を知っていたゆの姉、やっぱすごいね。


ところで……買い物に行くときに、一つだけ不安な事がある。それは……女の子の体で、柚希ちゃんといつも通り話せるかな?という事。そもそも、今まで男の子として生活してきた人が突然女の子になる、なんて信じて貰える気がしない。それで柚希ちゃんに、「女の子になっちゃった」って言っても、いつも通り接してくれるのかな……。


――でもきっと大丈夫だよね。柚希ちゃんなら、分かってくれると思う。

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