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4.女の子のトイレって…

 「僕はこれからどうすれば……」


僕はこれからどうやって生きていけばいいのか。男の子に戻る方法があればいいけど、やっぱり女の子を男の子にする薬がないと戻れないのかな……。僕が真面目に考えていると、ゆの姉が言った。


 「そういえば。忘れてたけど、ご飯食べない? 葵ちゃん、お腹が空いたから起きてきたんじゃないの?」


 「あ、そうだね。」


ゆの姉が何故僕の起きてきた理由を知っているのか?という事は置いといて、起きてから1時間ほど経っている。それに、昨日も朝食しか食べてなかったしお腹が空く。


 「じゃあ、ご飯温めるから待っててね」


ゆの姉……優しいんだけどなぁ。僕のオレンジジュースに勝手に変な薬入れなければ最高のお姉ちゃんだったなぁ。なんて思いつつ、リビングにある椅子に腰掛ける。


 「葵ちゃん、お待たせー」

 「ゆの姉ありがと、それじゃあ頂きます!」


ゆの姉が持ってきたものは、お茶碗に入ったそれ程多くない量のご飯と、卵とほうれん草の炒め物。それとお味噌汁。僕は少食だからこれくらいが丁度いい。


野菜全般が苦手だけど、ゆの姉が作ってくれた料理なら美味しい。ほうれん草も少し前までは食べられなかったけど、最近は結構食べられるようになった。僕も大人になってきたのかな?

……そういう訳ではないか。ご飯を食べてる最中にゆの姉が言った。


 「あ、そうだ。今日のお昼頃からお洋服とか買いに行きたいんだけど、いい?」


 「えー。やだよ。この姿で外に出たくないし」


僕はすぐに断った。女の子の姿で外を歩くのは嫌だし、何より今日は家で寝ていたい気分。そんな僕を見て、ゆの姉が更に言った。


 「あらそう? 残念だなぁ。せっかく柚希ちゃんも誘ってお買い物に行こうとしてたのにな〜。それと帰ってくる途中に最近オープンしたドーナツ屋さんに寄って行こうと思ったんだけど、葵ちゃんが行かないなら2人だけで楽しんで来るね〜」


ゆの姉が言う柚希ちゃんって言うのは、僕の幼馴染の如月 柚希(きさらぎ ゆづき)。運動が得意で活発な女の子。僕が小さい頃から密かに思いを抱いている。……柚希ちゃんと買い物に行けるだけで嬉しいけど、僕の大好物のドーナツ屋さんにまで……。仕方ない。


 「……分かったよ。買い物に付いてくだけならいいよ」

 「ほんと? 良かったぁ」


ご飯も食べ終ったし、自分の部屋でゆっくりしようかな。……と思っていたそのとき。……突然トイレに行きたくなった。よく考えたら、起きてから1度も行ってなかったし、今行きたくなるのも当然かもしれない。


が、問題はそこではない。普通にトイレに行くって言うのは別にいいんだけど、僕の今の体はいつもの体ではなく女の子の体。……女の子の体については知らないことだらけ。どうすればいいんだろう……


ひとまずトイレに向かう。これは男の子でも女の子でも変わりはない。トイレに着いたけど……。女の子は座ってする、位しか知識がない。どうしよう……とりあえず今着ていた部屋着のズボンを脱ぐ。


……いくら自分の体とはいえ、女の子の下の部分は見た事がないので少し恥ずかしい。勇気を出して下着も脱いだ。……あまり見ないようにして便座に座る。少し怖かったけど、男の子の時にしたように下に力を入れてみる。


――静かな空間に大きな水音が響いた。……少し恥ずかしい。男の子の時と少し感覚が違う気がする。男の子は下に付いてるアレから出てきてる感じだったけど、女の子はそれがない為、直接お腹から出てきてるっていう感覚。


……ちゃんと用を足せて安心していたけど、まだ終わってはいない。……僕は何度も、遊園地とかショッピングモールに行った時に女子トイレに凄い行列ができてるのを見たことがある。


男の人は用を足したらそれで終わりだけど、女の人の場合、用を足した後に"拭く"という事をしなければならない。だから、男の人よりも女の人のトイレの方が時間が掛かる。……というのはどうでもいいんだけど。


すぐ側に掛かっていたトイレットペーパーを手に取った。…あとは拭くだけでいいよね?多分。恥ずかしいけど、トイレットペーパーで下の部分を拭く……っと……これでいいのか?


拭き終わり、ズボンを履く。そして水を流した……。


 「これで良かったのかな」


間違ってるかも知れないし、後でゆの姉に聞いておこう。

コメント、感想よろしくお願いしますm(*_ _)m

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