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3.原因は…ゆの姉!?

ゆの姉が階段を登り、2階にある僕の部屋へ向かっている。……どうしよう。僕が葵だと信じてくれればいいけど、そう簡単にはいかないよね。多分。


 「あれ? 葵ちゃん、もう起きてるのかな」


2階から微かに、ゆの姉の声が聞こえた気がする。降りてきた時に言おう。僕が女の子になってしまったこと。これから…どうやって生きていけばいいのか。……よし、今だ!


 「ゆ、ゆの姉……朝起きたら女の子になってて、それで……」


 「あ、葵ちゃんここに居たの。可愛くなったね〜」


――予想外の返事だった。2年間一緒に過ごしてきた僕が女の子になった、というのに……状況を理解するのが早い。いや早すぎる。流石ゆの姉と言うべきなのか。


 「えっと……ゆの姉は驚かないの? 僕が女の子になった事に対して……」


 「うん。元々可愛かった葵ちゃんが更に可愛くなって嬉しいくらい!そうだ、後で一緒にお風呂入らない?」


 「お風呂は遠慮しとく……」


……褒めてくれてるんだろうけど、素直に喜べない。一応、僕は男子な訳だし、可愛いって言われると複雑な気持ちになる。


ところで、どうして僕は女の子になったのか。やっぱり昨日飲んだ"ジュース"が影響してるのかな……。そうだ。ちょっとゆの姉に聞いてみよう。


 「うーん…それで、なんで僕が女の子になったのか分からないかな…」


 「それくらい簡単。私が大学で研究している最中の、通称 "性転換の薬" をジュースに少し入れたから! ……試作品だったから上手くいくか分からなかったけど……葵ちゃんのこと見る限り、成功したみたいで安心!」


 「……え?」


頭の中は"???"で埋め尽くされた。……えっと、つまり。


――女の子になった原因って…ゆの姉だった!?


確かゆの姉は大学で何かを研究している……というのを風の噂で聞いた事がある。もしかしてそこで研究していたのは……性転換の薬と言うものなのか?


 「ゆ、ゆの姉……なんて事をしてくれたんだ…」


 「葵ちゃんも可愛くなれて嬉しいでしょ?私もこの薬に効果がある事が知れて嬉しい…ということで2人ともハッピー!」


 「いや嬉しくないし!」


どうせなら"可愛く"じゃなくて"かっこよく"して欲しかったなぁ……なんて思ってしまった。というか、試作品の薬を僕に飲ませたのか…ゆの姉、恐るべし!


……うん?というか……本当に性転換の薬があるのなら、もう一度その薬をジュースに入れて飲めば、男の子に戻れるのでは?……葵天才!


 「……ねぇゆの姉、その薬ってまだあるの?」


 「あるにはあるんだけど……葵ちゃんの事だから、もう一度薬をジュースに入れて飲めば男の子に戻れるって思ってるでしょ?」


 「なんで分かったの!」


やっぱりゆの姉、人の考えてる事が分かるんじゃないの?……まぁいいや。薬があるならもう一度飲んで元に戻ろう……。と考えていたときにゆの姉が言った。


 「うーん。さっきも言ったけどこの薬、試作品でまだ分からない事が多いの。それと、実はあの薬……性転換の薬、というよりは、男の子を女の子にする薬であって……女の子から男の子にする薬は今研究中なの。」


 「えっとつまり……まだ戻れないと?」

 「そゆこと!」


――僕は一体、これからどうすればいいんだろう……。

 





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