第7話 王都への道のり③*決闘
変更の所出してみたした。少しは見やすいかな?
「問題があるに決まっているだろう!本来はギルドに貢献したものがランクを上げるのだ。なにもしていないお前にSランクの資格はない!
お前に決闘を申し込む!」
その声に回りが叫び出した
「炎騎士が決闘だって!」「なにもしていない奴なんて倒しちまえー!」
等々様々な声が聞こえる
「これで後戻りは出来ないぞ?しっかりと教育してやる」
そう言うとギルドの訓練所に向かった。いきなり決闘するという流れになってしまいそろそろ怒りが爆発しそうになっている。そのため口調も少しだけ変化してしまった
「小娘。どうするのかぇ?妾は報告に来ただけでありんしたよ?決闘が終わったら少し待ってておくぇ」
血桜の少し殺気の混じった発現に顔を蒼白にしてガクガク震えていた。血桜も遅れて訓練所に着くと既に準備が終わっていた
「よく恐れずにやってこれたな!これから決闘を始めるぞ!Sランクカードを手放して貰うぞ!」
「ちょっと待つでありんすぇ。妾が勝ったらどうするんでありんしょうかぇ?」
「はッ!ギルドで依頼すら受けたことがない奴なんかに私が負ける筈無かろう!まぁ、もし勝ったら何でも聞いてやる」
「その言葉、後悔しなんし」
少し待って審判がやってきた
「これより決闘を始める!
炎騎士が勝った場合、血桜のSランクカードを取り上げ、Fランクからのスタートとする!
血桜が勝った場合好きなこと一つを命令出来ることとする!
それでは決闘、開始!!」
最初に動いたのは炎騎士だった。剣を抜き血桜に襲いかかった。そしてその剣は燃えていた
「これが私が炎騎士と呼ばれる理由!炎の魔剣を使う魔剣士だからだ!」
炎騎士は血桜に何度も斬りかかるが一向に当たる素振りを見せない。段々焦ってきたのか声も少し震えていた
「な、なぜ当たらない!ちょこまかと!
それに回避することはできても攻撃出来ないではないか!」
「はぁ、もう飽きんした。早く終わらせるでありんすぇ」
「何だと!飽きただと!それに攻撃できないのならそんなことも出来ないがな!」
いつの間にか血桜の背中には薙刀が背負われていた。血桜は距離を取り、薙刀を構えた
「はッ!何をするかと思えば。そんな棒だけの物に私が負けるわけ無いだろう」
炎騎士が斬りかかって来るときに合わせて薙刀を振るった
「妖流 薙刀術 番外の術 ノレンの構え」
瞬間、炎騎士が掛けていた力が突然無くなったかのように手応えがなくなり、血桜に背中を見せる形となってしまった
「しまった!」
(あれは受け流しの構えだったのか!)
今さら気づいても遅かった。無慈悲にも薙刀が背中に向けて斬りかかっていた
「妖流 薙刀術 幻術弐の型 脊髄一閃 」
切られた。そう思ったが痛みが襲いかからない。立ち上がろうとしたが力が入らない
「これでいいかぇ?」
審判に声をかけると、信じられないという顔から一変して正気に戻り
「勝者、血桜!!」
勝利の宣言をした
今後薙刀を使うかは未定です。