第6話 王都への道のり②
この前、友人に少し書き方帰ればと言われたので少し変えてみる予定です。
「()」をやめて思考の部分は()でやろうと思います
暫く歩いて王都まであと半分、というところで街があった。特に疲れることは無かったがせっかくなので寄ることにした
「そこの者、止まれ」
町の門番に止められたため、今回は辺境のギルドマスターに貰ったSランクカードを見せた
「これは!申し訳ございません。Sランクの方だとは分からなくて。この町に何か御用で?」
「王都へ向かう途中で寄ってみただけでありしてよ」
「そうでしたか。ここからだと王都まであと、5日程でしょうか?少しの間だけでもゆっくりしていってください」
「わかりんした。少し間ゆっくりしていくでありんす」
そのような話を終え、血桜は街の中に入った。そこは前に訪れた辺境の町よりも賑わっていた
「ここも楽しそうでありんすぇ。まだ教師の依頼の日がありんしてから、少し居てもいいかぇ?」
血桜は街の様子が気に入り依頼の日までの間その街に居ることにした。とりあえず日が沈んできたので、その日は宿を取った
翌日、血桜はその街のギルドに足を向けていた
「ここがこの街のギルドでありんすか。辺境の町より立派でありんすねぇ」
早速ギルドの中に入り受付に向かった
「ようこそ!冒険者ギルドへ!見ない顔ですね?冒険者登録ですか?」
「違いんす。妾は王都に向かう途中で寄っただけでありんすぇ。それに妾はもう登録しりゃんせ。今日は少し滞在すると報告に来りゃんせ」
血桜は言いながらSランクのカードを見せていた。それを見た瞬間受付嬢はビックリしたのか声をあげてしまった
「Sランク冒険者だったんですか!」
受付嬢がしまった、という顔をしたが既に遅く、あちこちから
「Sランクだって」「そうは見えないよな~」「偽造じゃないの?」「出来るわけ無いだろ」
等の声があがり一気にギルド内が騒がしくなった。
それを煩わしく思ったのか血桜は顔をしかめながら
「ヒヤシスに宿を取ってありんす。何かあったらそこの人に言っておいてくれるかぇ?」
受付嬢はその不機嫌な様子に顔を青くしながらも
「わ、わかりました」
返事を聞くと血桜は踵を返し帰ろうとすると
「ちょっと待ちな」
少し背の高い女がギルドの出入口に立ち血桜に声をかけた
「邪魔なんし、退いてくれるかぇ?」
「それはできないな。さっき聞いたがお前がSランクなんだってな」
「人の話を盗み聞きするなんて酷い人やぇ」
「あんだけ大きな声で言われたら皆わかっちまうよ。
それよりだ、あんたがSランクなんて信じられないな。Sランクは実力だけじゃなくてギルドに貢献したかも基準に入ると聞く。でも、お前みたいな奴の名前がいっさい聞こえてこないのにSランクな筈がないだろう」
「それは少し前に妾が辺境のギルドに行きんしたときに、妾を犬獣人ごときに間違えた愚か者に罰を下しなんしたときそこのギルドマスターに呼ばれてSランクカードを貰いんした」
「それで、特に依頼を受けたわけでも無いのにSランクカードを貰ったって言うのかい」
「そうでありんすぇ。あげるって言われんしたから貰いんした。なにか問題があるのかぇ?」
血桜は段々とイライラしながら答えていた。只でさえ受付嬢に叫ばれて回りの視線を集めていた。
その上、それのせいで突然現れた女に質問責めにされているのだからイライラするのは当然といってもいいだろう。
「問題があるに決まっているだろう!本来はギルドに貢献したものがランクを上げるのだ。なにもしていないお前にSランクの資格はない!
お前に決闘を申し込む!」
今回は出てないけど次に出す予定です