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1000年を生きた妖怪の異世界転移物語  作者: 不定期更新の学生さん
第2章 王立センシュトム学園
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第17話 戦闘訓練②




第17話 戦闘訓練①


次の日、さっそく特別クラスの生徒達は学園の訓練場に来ていた


「へーここが学園の訓練場なんだ。思ったよりも広いんだね」

「それはそうよ。私達特別クラスも使うんだから頑丈で広くないとすぐに壊してしまうじゃないの」


学園の訓練場は学園の地下にあり、天井は高く結界も張ってあるため、滅多なことがなければ壊れないことになっている


「血桜先生まだ来ないのかな?」

「時間…は…まだ…だ…から…もう少…し」

「ルミネスの言う通りよ。まだ十分もあるんだからいいじゃない」


そんなことを話しているとセルマインとジェルムントが訓練場に姿を表した


「まだあの平民は来ていないのか。これだから冒険者上がりは嫌いなんだ」

「そう言うなセルマイン。まだ十分もあるじゃないか」

「ですが……」

「良いと言っている。(それに来ていたようだしな)」


ジェルムントが前を向き訓練場入口を見た。そこには血桜が歩いてくるところがあった





血桜は生徒達が来る少し前に来ており得意の幻術で生徒達が全員来るのを待っていた。誰かが気づくのかも確かめたかったが


(妾の幻術に気づく様子はありゃんせんね。妾が使う幻術の中で一番弱いものでありんしたがそれでもだめでありんすか。)


と、思っていたが


(あのジェルムントという王子は妾の幻術に気付きんした。見所があるのは今のところあの王子だけでありんすぇ)


血桜は幻術を解く前にジェルムントに自分の唇に人差し指を当てて黙っておくようにジェスチャーしたあと、訓練場の入口に自分の姿をした幻術を生徒に掛けた


一方、ジェスチャーを受けたジェルムントは


(黙っておけ、か。中々面白い事になりそうだな)


と今後の事を考えて心の中で笑うのだった





血桜は入口から入り生徒達の間を通り生徒達の前に立ち、言った


「ジェルムント王子以外は失格でありんす。罰として妾を見つけられるまでは妾もジェルムント王子だけに教えりんすぇ」


そう言うとジェルムントに基礎の体力を知るために魔法を使わずに訓練場を走るように告げた


その言葉にジェルムント以外は唖然とした。少しして何故かと血桜に聞いた


「血桜先生。何でジェルムント様以外は失格何ですか!教師として贔屓は行けないことだと思います!」

「そうよ!しっかりと授業してよ!」


リライトとサドファルンは血桜に抗議していたがセルマインとルミネスは黙ったままだった


「二人は黙ったままだけどこの教師に言うこと無いわけ!」


サドファルンが黙ったままの二人に抗議を促すが相手にされず逆にセルマインに


「黙っていろ!」


と怒られてしまった。

そこで最初にルミネスが次にセルマインが血桜のところに行き何かを言うと血桜は


「正解でありんすぇ。最初に気づけるように頑張りなんしぇ」


と言い、ジェルムントと一緒に走り込みをし始めた


その大分後にリライトがもしかしてと呟き、血桜のところに行き


「正解でありんすぇ」


と言われ他の三人のところに行った


耐えきれずにサドファルンは血桜に詰めよりどうして私以外は訓練できているのかと問い詰めたが血桜は()めた表情で


「狐獣人が聞いて飽きれしんした。妾は最初に気づくと思っていんしたやぇ」


と言われたが訳も分からず問い詰めようとしたが授業の終わりの鐘がなったため曖昧になってしまった。最後に血桜がサドファルンに一言、


「失望したんしぇ」


の言葉を最後ににサドファルンは動くことができなかった

少し遅くなりましたができました!


夏休みなのに投稿スペースが変わらないですがご容赦してください何でもしませんから!

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