閑話 周りから見た血桜
週に二回投稿すると言ったな。あれは嘘だ(キラッ
気が向いたら二回投稿します。
血桜は最初の自己紹介を終えて学園長室に向かっていた。ノックをして学園長室に入るとマルシェリットが待っていた。
「調子はどうであるか?君には人間に化けてもらって授業をして欲しいなんて頼んでしまった」
「大丈夫でありんす」
血桜は言った後に妖術を解いて元の姿に戻った
「大丈夫でありんすが、ずっと人間の姿でいるのは少し肩がこりんすぇ」
「それは申し訳ない。今回は本当にそれだけだからもうかえって貰って構わない」
「それじゃぁ、失礼しなんし」
そう言って血桜は学園長室を後にした
「それにしても血桜殿であるか。いきなり現れて辺境の町でのSランク推薦。
その後はまっすぐこちらに来たようであるが結構な腕前をしている。それにまだ本気になっていないところを見るに、相当の実力者であるな。
警戒しておく必要はあるが教師をしているうちは大丈夫であろう」
マルシェリットは学園長室で一人呟いた
一方、血桜が出た後の教室で生徒が話をしていた
「血桜先生って変わってるよね?なんかこう……違和感って言うか」
「私は何にも感じなかったわ。ルミネスはどう?」
「私……も……何…も感じ…なかっ…た」
「ふん。そんなことどうでもいいじゃないか。結局は平民だ。大したことはないよ」
「セルマイン。平民でも貴族でも国民だ
。それにここは学園だ。露骨に差別しては駄目だ。
しかし、私も何も感じられなかったぞ。気のせいではないのか?」
「そうなのかなぁ?まぁ、いいや。明日から授業も始まるし、戦闘の授業もあるんだし早めに寮に行こう?」
「それもそうだな。早めに寮へ入ることにしよう」
ジェルムントの声でその場は解散となった
ジェルムントは解散となった教室で護衛のセルマインと話していた
「さて、セルマイン。Sランク冒険者血桜の実力はどう思う?」
「……正直に申し上げると全く分かりませんでした。強者から放たれる圧は感じられないのとともに、魔力ではない別のなにかを感じました」
「流石だな、セルマイン。だがどうしてあのような態度を態々しているんだ?」
「あのような態度をしていれば差別派の連中を引きずり出せると思ったからでございます。」
「あぁ、差別派の連中は面倒だからな。理由についてはわかったが、私の評判にも繋がるのだ。過度にやり過ぎるなよ」
「こころて得おります」
ジェルムントとセルマインは教室から離れて寮に向かった
次は話を進めていきます。
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