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番外編1 ギフトについての考察
なんか、世界観を深めてみた。読んでくれてありがとうございます。
ギフトについて
新生児が先天的に異能力を獲得した場合、その能力を「ギフト」と呼ぶ。ギフトは、新生児の体内に特殊な細胞があり、それがギフトの能力を発現させるトリガーのようなものになると考察されている。しかし、稀に特殊な細胞を持ちながらも能力を発現しないケースも存在するが、それらも、「能力不明」のギフトととして、登録する。また、ギフト所持者は国へ登録した上で、ギフト所持者を各都道府県に一校のみ存在する、国立異能力研究所に十五歳からの三年間を高等学校生として通学させる義務がある。冒頭にも述べた通り、先天的な細胞によって発生するギフトは後天的な薬物投与や手術によって得られることは不可能であると考える。依然としてギフトは未知数な部分も多数存在するが、適切な管理の元運用すれば多大な国益をもたらすと考える。
国立異能力研究所所長 天草景音