【漫才】ゲーミング漫才
○……ボケ
●……ツッコミ
です。よろしくお願いします。
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●「そういやお前ゲーマーじゃん。最近さぁ、オススメのゲームとかある?」
○「最近? そうだなぁ、でも俺ゲーミングPCでやってっからなぁ……」
●「ちょっと待って。なにその”げーみんぐぴーしー”って?」
○「知らねーのかよ。ゲームをやるための、専用のパソコンのことだよ」
●「そんなのあるの!? 普通の、ファミ○ンとかプレ○テとかとは違うんだ?」
○「そりゃ違うよ。普通にソフト買うより安いし、映像も綺麗だし。ゲームに特化してるから、便利だし高性能なんだよ」
●「へぇぇ……”ゲーミングPC”か」
○「他にも”ゲーミングマウス”とか、”ゲーミングチェア”とか。ゲームがしやすいように設計された椅子やら机やら、今ゲーム専用インテリアとか色々出てんだよ」
●「じゃあさ……」
○「ん?」
●「”ゲーミング……ゲーミング葬式”とかはあるわけ?」
○「あるよ」
●「あるの!?」
○「そりゃあるよ。”ゲーミング葬式”だろ? あるある……普通にある」
●「いや、あるとは思わんかったわ。自分で言っといて何だけど、”ゲーミング葬式”って何やるんだよ?」
○「そりゃまぁ、葬式で好きなゲームの戦闘曲流したり?」
●「戦闘曲を!? 葬式で!?」
○「やっぱファンとしては、長年親しんだ例のファンファーレで、盛大に見送られたいじゃん? 後葬儀は喪服じゃなくて全員コスプレな。そのゲームのキャラになりきって参加することな」
●「楽しそうだなオイ」
○「自分の葬式をゲーム化するくらい、ゲーマーなら当然だよ」
●「すげえなゲーマーって……」
○「日常生活がゲームみたいなものだからね」
●「じゃあ……もしかして朝起きたら? ”ゲーミングご飯”とか言わないよな?」
○「はぁ!? あのなあ……!」
●「いや、冗談だよ……そんなマジで怒るなって!」
○「違えーよ。朝起きたら、ゲーマーはまず”ゲーミング”だよ!」
●「”ゲーミング”……!?」
○「良いか? ゲーマーってのは、朝起きてから夜寝るまで、常に”ゲーム”のことを考えてる。つまり”ゲーミング”の状態にあるんだよ!」
●「”ゲーミング”の状態……」
○「そんな”ゲーミング”の状態にあるゲーマーが朝ごはんを食べている……つまり”ゲーミングご飯”だよ」
●「やっぱり”ゲーミングご飯”じゃねえか! 何だよ”ゲーミングご飯”って?」
○「”ゲーミングご飯”が終わったら、”ゲーミング着替え”をして、”ゲーミング登校”する」
●「だから何なんだよそれは。何でもかんでも、頭に”ゲーミング”を付ければ良いと思ってない?」
○「まぁ聞けよ。そうしてゲーマーとしての一日は始まるんだ」
●「ゲーマーの一日ねぇ……」
○「とにかく”ゲーミング登校”するんだよ。で通学中は、俺ァ暇だから、バスで”ゲーミング純文学”なんて読んだりしてるよ」
●「ゲームをしろよ」
○「そんでまぁ、”ゲーミング学校”着くだろ? でとりあえず”ゲーミング授業”終わらせて。”ゲーミング放課後”に”ゲーミングアイス”でも買ってさぁ」
●「ゲームゲームうるせぇなァもう」
○「家に帰って……また”ゲーミングご飯”食って。あ、そうそう。ゲーマーの友達と、今日の日経株価の話とかしたりして」
●「ゲームの話じゃないのかよ」
○「夜遅くなったら”ゲーミング風呂”に入って。後はだらだらテレビとかネット見て、寝るかな」
●「ゲームをしろって!!」
○「え?」
●「いつゲームしてるんだよ!? さっきから話聞いてたらよォ、お前全然ゲームしてないじゃん!!」
○「してるよ……。だから”ゲーミング”なんだって。俺という、ゲーマーの行動全てが、ゲームになるんだよ」
●「そんな、”道を極めし達人”みたいな台詞吐かれても……。わざわざ高いパソコンやら椅子やら買って! もったいないよ! 頼むから普通にゲームしてくれ」
○「つってもなぁ……やっぱりゲームって言っても、どうしても飽きはあるんだよ。今はゲームの”新作待ち”っていうの? それまではやる気が起きねえッツーか」
●「めんどクセーなコイツ……」
○「だからそれまでは……俺たちで”ゲーミング漫才”でもするか」
●「普通に漫才しろよ」
●○「どうも、ありがとうございました〜」




