TARGET on liberty
制限時間は無制限
クエストをクリアすると強制終了
このゲームには プレイヤーにそれぞれ 1人1人 ポイント(弱点)というものが存在する
そのポイントの場所は人によって異なり 1日3ポイントずつ配布される
そのポイントは争奪戦で
他人を殺すことは勿論あり、
殺した場合 死んだ者の持っていたポイントの半分が配布される
制限時間は 日によって違い
ポイントを得れば得るほど 狙われるリスクも高くなる
1クールの間に6ポイント以上未所持で 『 即死亡 』
1クールごとに 他のプレイヤーからポイントを奪った数が多いものには賞金が配布される
年間ポイント数が多いものには 自由が
与えられる
争奪戦という名を借りた ただの殺し合いだ
このゲームが始まって1年ちょっと
だが未だこのゲームの運営者の 顔を知るものはいない
無差別な選別 無差別な死
いつ 選ばれるか分からない、裏社会では御用達のゲームだ
そして 2036年 7/24
俺の元に一通の封筒が届いた
『 榊原 蓮 あなたはTARGETに選ばれました
今日の20時 強制ログインを行います。』
俺は ただの高校生、だが
賞金目当ての者も多く このふざけたゲームは学生の中でも広まりつつあった
2ヶ月前 俺の同級生がこのゲームの招待を受けた
だが2ヶ月経った今 彼は帰ってきていない
スマホからの強制ログイン、
招待された人の少数がスマホを手放し 逃走を
試みたが 結果は変わらなかった
スマホはただの連絡手段に過ぎなかったのだ
招待が来たら最後
生きるか 死ぬかの『 奪い合い 』
俺は 部屋で一人でいた
すると 『 ジリリリリリリッッッ!! 』
転送の チャイムが鳴った
心臓の音が身体全体に響き渡っていた
ゲーム開始30分前にはプレイヤー全員
フィールドへ転送され、
同時に 音声が発信された
『 こんにちは そしてさようなら。
ゲーム開始後
プレイヤーには 一人ひとつずつ
特殊な武器と能力が配布されます。
その武器や 身体能力を用いて
相手のポイントを狙うのも良し 殺すのもよし
制限時間内に クエストをクリアし脱出するのも良し とても自由なゲームです。
さあ、皆さん 楽しい愉快な『 death Life 』を
5 4 3 2 1
第4回 Target on liberty 開始 』