第3話「悲劇前夜」
「作り出された」一人の少年に関わることになる一人の凄腕女性ハンターがいた…
彼女の素顔を知る者はなく、謎の多いハンターとして、また獰猛化モンスターを次々と倒す英雄として知られていた。
今、彼女はハンターとしてのタブーを冒し、一人極寒の雪山に通っていた。
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(一人の女性が小さなモンスターの前に生肉を置く。小モンスターは喜ぶ素振りを見せる。)
???「ごめんね…最近ポポが少ないからあんまり肉も獲れないの…もしかしたら君の親が近くにいるのかもね…ティガ…」
タッタッタッ…
???(ティガレックスの子供を見つけ、親が見当たらないことからつい保護してしまった。どうしても気になり、口実をつけて時折山に来ては、ポポを狩って肉を与えている…。こんな事してはいけないのは分かっている。けど、ここまで来てしまった以上引き下がれなくなってしまった…)
カッカッカッカッカッ…
(???がボーッとしながら歩いている)
黒い何か「ヴァァァァァ…」
???「!獰猛化モンスター!?とうとうこの山にも…」
ドシュッ!ドンッ!
???「これでっ…終わりっ!」
ドゴォン!