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最後のお茶(200文字小説)

作者: 高千穂 絵麻

「アタシたちおしまいなの?」


 彼から別れを告げられた。


「ああ。あとこの荷物だけだ。もう来ないよ」


 決意は固い。

 洗面台に、仲良く並んだ歯ブラシとヒゲ剃り。

 アタシは涙をこらえて彼の荷物をまとめる。


「お前のお茶、うまいな」


 いい香りが漂う。

 お茶だけはまだ好きでいてくれるみたい。


「トウモロコシのヒゲ茶か?」


 最後だから教えてあげない。アタシのささやかな抵抗。


 ゆっくり焙煎して香ばしさを出した。


 カマのアタシのヒゲ茶。

タグ注意。

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― 新着の感想 ―
[良い点] コワクナイヨーって ある意味怖かったです(^_^;) [一言] 百合だったらどういうオチになるのかなぁ(≧∇≦)
[一言] 流れ流れてたどり着き、ちらりと読ませていただき……師走にして、今年一番ぞわりとさせられました(笑) 200文字のなかで、これだけ表現できてるのはスゴいと思います! ぜひ、これからも頑張ってく…
2016/12/07 22:49 退会済み
管理
[一言] 活動報告から来たのですが、タグをよくみていなかったので不覚にも騙されました(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ まさかカ○だったとは……。 面白かったです。
2016/11/30 06:03 退会済み
管理
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