【42】ぷち有名な合法ロリ、佑奈ちゃん(笑)
マンション周辺の公園を巡る『いろんな生き物とお友達になろうツアー』は調子に乗って活動しすぎて、鳥と戯れる美少女(二十三歳元男)を一目見ようとやってくる人が増えまくったため、残念ながら継続不可能となってしまった。
小鳥たちと遊ぶのは結構楽しかったのでちょっと残念だ。
やめようと思った一番の切っ掛けはマスコミである。噂を聞きつけた関東某ローカルTV局が取材にきてしまったのだ。さすがにそれはない。やヴぁすぎである。
公園に現れた取材スタッフ(もちろんアポなし)と思われる人たちすべてに改変による操作を行い、その人たちには俺が目の前にいるにも拘わらず、気付けないって状態にさせてもらった。
なんてやんわりな、でも断固とした取材拒否。
でも周りの人たちからすればけっこう異様な光景だったろうなぁ。目の前にいる俺を素通りして、俺を探してるんだから。ちょっと可哀想な気がしたので、それ以降は公園行き自体やめてしまったというわけだ。
ま、潮時だったかもしれないな。
周りのギャラリー、マジでかなり増えちゃってたし。
――そう思ってたんだけど、話はちょっとだけ尾ひれがついた。尾ひれの情報元は安定のめぐちゃんである。
はい、例のSNS掲示板。あそこにまた晒されました。
【ロリコン歓喜!】ついに合法ロリを発見してしまう。合ロリ7
619.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:21:45
久しぶりの新ネタ!
合法ロリ、たまたま行った山下の丘公園で目撃した
スポーツカーはないもよう
けっこう近づいて見てたけどやばいよこの子、マジ天使かもしれない
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レジャーシートを敷いて、ぺたん座りしてる合法ロリ
合法ロリの周りが小鳥だらけですごいことに
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頭や肩にまで止まりだす小鳥たち
差し出した手のひらにまで乗ってる
笑顔の合法ロリ尊い
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バケットハットっていうの?をかぶって表情見にくくて残念すぎ、キャミワンピかわいすぎ
ピンク髪が背中に垂らされててシートに届いてる
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望遠で撮った
汗かいてないし全然暑そうでもなくてさわやかすぎ、この子いったいなんなの?
この時のうp主、もう汗だくで死にそうなのにどゆこと?
620.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:28:54
燃料投下乙
うp主はとりあえず仕事しろ
合法ロリ、お顔が見えにくくて涙
ツインテールにしてないとめちゃ髪長いな、ピンク髪かわいい
つうかなんなん?この小鳥たち
621.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:30:24
自宅警備の俺氏がきた
うぽつ
合法ロリは汗かかないに決まってるだろ、いい加減にしろ
622.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:31:08
ガチ日差し強かったし日影もないとこで最低三十分そこにいたし
合法ロリまじ天使に違いない
鳥たちも無警戒でまるで親鳥といるような様子でめちゃ癒されたわ
ワイ熱中症になりかかったけど
623.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:31:49
いいうp主をなくした
小鳥、種類もバラバラだな
野鳥は警戒心強いからそうそう近寄ってこないぞ、俺は鳥には詳しいんだ
餌をやってる様子もないしどうなってんのこれ?
690.奈々氏さん
20**/09/**(水) 11:32:11
うp主コロされてて草
ぺたん座り合法ロリに尊死する
合法ロリは全生き物から懐かれると法律で決まっています(適当
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689.奈々氏さん
20**/09/**(水) 12:05:33
合法ロリ、公園の常連に結構有名みたいでわいの姉貴も知ってた
午前十時過ぎくらいに現れ小一時間ほど小鳥と戯れて帰るそう
愛らしくて、とても癒されるらしい
話ししようと近寄ると小鳥が逃げるから、距離をとって眺めるのがルールなんだと
ローカルルールすぎて草なんだわ
690.奈々氏さん
20**/09/**(水) 12:07:31
もう可愛けりゃなんでもいいよ
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こいつら平日の真昼間から……、ほんと暇なんだな。
学校いくなり仕事するなりしろや。
ま、公園で小鳥と遊んでる俺が言っても説得力ゼロか。すまん。
掲示板を見て虚しい余韻に浸ってたら、見計らったかのようにめぐちゃんからLINIEが入った。
『ゆーなさんのスレ、もう七つめまで進んでて受けるんですけど~。キャミワンピにバケットハットかぶったゆーなさん、激かわです』
『お姉ちゃん、掲示板でも騒がれてたけど、あれだけの小鳥、どうやって手懐けたの?』
めぐちゃんどころか澪奈からもコメ入ってきた。こいつら、ちゃんと授業受けてんのか? スマホ取り上げられても知らんぞ?
『いや、その、別に……、なんとなく?』
『なんとなくであんなに寄ってこないでしょ? なにあれ、手のひらに乗せてたやつ。その辺の鳥、手のひらになんて絶対乗らないから! 私もあんなのしてみたい!』
澪奈が無茶ぶりしてきた。
『そんなこと言われても。乗ってくれるからしやーないじゃん。澪奈も試しにやってみたら?』
『そんなのやるまでもなく無理。もうお姉ちゃん、どうなってるの? まぁ、それはともかく、お姉ちゃん、まだ暑いんだからあんな真昼間に外に居続けるのやめなよ』
無理と思ってるなら初めから言うなし。
つか、やっぱ外にあれだけいると心配されちゃうか。
『まぁ気を付ける。っていうかもう行かないし』
『ちょっと有名になってるっぽいですもんね、ゆーなさん。私も見て見たかったです!』
なんかこれ、いつもながら、もうめんどくさくなってきた。JKとのLINIEは終わりどころがない。おちよ。
『まぁまた機会あったら見せたげる。じゃ、そゆことで』
引き留めるコメントが来てたけど、もう無視してアプリを閉じた。
うん、平和だな。
でもこの前の新野見さんの話を聞くに、このあといつかわからないけど、何かが起こる……かもしれないんだよな。
未来視は新野見さん曰く、確定したものなんかではなく、今からの行動次第でいくらでも変わるものらしい。誰かとケンカする未来視があったとしても、ケンカする要因を取り除いてやれば、ケンカのない未来視に移ろう。
それくらい未来は流動的で不確定なものであるってこと。
「だから希望は捨てていません」
会った時に何気に言った新野見さんの言葉。
行動次第で変えられる。だから希望はある。
けど。
会ったことも無かった俺に強引と言えるやり方で話しかけ。初対面でいきなり能力の話しをし、レベルアップを強いてくる。
ここまでしないと変えられない未来。
訳の分からない力に頼ることでしか変えられない未来。
一体何があるっていうんだろ?
新野見さんは教えてくれなかった。知ったときの俺の行動が心配なのかね?
確かに俺だしな。嫌なことが起きるとなればビビッて逃げるとか、マンションに引きこもっちまうかもしれない。
いや、さすがの俺でもいざとなればちゃんと協力するだろ? 役に立つことができるんならさ。
悩んでてもわからんな。
そん時にならなきゃ俺がどうするかなんてわからんもん。
だいたい、どんなレベルアップになるかもわからないしさ。改変できることが多少増えようがそんな大それたことできるとは思えないけどな?
ま、いいや。
とりあえずこれからもレベルアップがんばろ。




