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少女改変-オルタードマン-  作者: あやちん


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31/191

【31】ぬるい日常、からの帰省前夜で?

 騒々しかった二人組を無事送り出した。


 いやマジで騒々しかった。JKのパワーはすごすぎた。俺みたいな見た目詐欺の元男美少女ではとても付いていけない領域だった。


「しばらくはもう誰とも関わりたくないな。けど、お盆には帰ってこいっていわれてるしなぁ」


 さすがにお盆に帰らないと母さんの逆鱗げきりんに触れてしまう。


 とりあえず、帰らなきゃいけないのは確定なので、八月の八日くらいに帰って、二週間くらい実家にいるつもりでいる。早めに行って遅めに帰る。お盆真っただ中の混雑はいやだし、帰るならかえるで向こうでゆっくりしたい。

 

 ただ、妹に帰ってきたら海に行こうとか誘われてる。正直行きたくないけど、付き合わないとずっと言われそうだし、妥協も必要だとは思ってる。



***



 八月。


 外は連日の猛暑で大変なことになってる。みたいだ。


 俺は安定の引きこもり系社会人なので、終始エアコンの効いた部屋で過ごしてるからその影響をこうむってない。出たら秒で倒れてしまいそうだ。


 妹たちが帰って以来、俺はずっと出かけることなくマンションで過ごしてる。溜まってた疲れは癒え、月一のアレも三度目ともなるとつき合い方に慣れてきた。元男としてそれに慣れてしまうのはどうなんだって話だが、来るものは仕方ない。



 茂木クンとは、あれ以降もコンビニでたまに話すくらいの間柄だ。もうちょっと何かアクションとってくるかと思ったが変化はない。俺としても、間違っても男と付き合うつもりなど毛頭ないので助かってる。


 とはいうものの、茂木クン、おまえそれでいいのか? かなりのヘタレだな。


 ずっとそのままの感じで頼む。


 そうそう、コスプレイベントの写真。教えてもらった彼のSNSをのぞいてみれば、俺のコスプレや妹たち三人で写ったやつがかなり『いいね』もらってて驚いた。なんでも過去一で多かったらしい。


 ちなみに一番『いいね』が付いた写真は銃口をカメラに向けつつ、首を傾げて柔らかく微笑んでるポーズ。あざとくも可愛く撮れてて、これに万単位で『いいね』ついててヤバイ。


 俺てっきりローアングルのやつが一番になるかと思ってたわ。


 ついてるコメも、可愛いとか、好き!とか、ハートマークとか色々連発されてて、見ててめちゃ恥ずかしくなった。


 好きってなんだよ、好きって。勘弁して……。



 あと、例の掲示板。あれにも動きがあった。これもめぐちゃんからのLINIE(リニエ)で知ったわけだけど。俺、済んだことはとっとと忘れたいからまったく見てなかったわ。


 ま、教えてくれたから一応見た。わかってたけど、やっぱどうでもいい内容だった。



【ロリコン歓喜!】ついに合法ロリを発見してしまう。合ロリ3

23.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:31:43

新ネタ提供!


スポーツカーに乗ったピンク髪碧眼合法ロリを発見!

黄色の派手なスポーツカー

暑かったせいでオープンにしてなかった

車種と色でもしやと思って注目した!


画像

出てきたとこ

ツインテール合法ロリやっぱ可愛すぎ

しかも同乗者はJKと思われ


画像

並んで歩く合法ロリ

JKのほうが背が高く大人びてて笑う


画像

コーヒーチェーン店の合法ロリ

ミルクたっぷりのアイスコーヒーをちゅーちゅー飲んでて可愛いがすぎる



24.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:36:07

追加ネタ乙

相変わらず小さいな!

JKのお姉さん味が草

でもどっちも可愛くて目が幸せ


25.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:36:07

おっ、新ネタ感謝!

JKスタイルいいけど胸が残念

ロリの胸と交換したげて


26.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:38:51

>JKスタイルいいけど胸が残念

なにいってんの?

それがいいってわからないの

あとロリツインテールもうちょっと上でくくってくれロリ感が薄れる


27.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:39:22

ブラックで飲めない合法ロリがいるのはここですか?

ちゅーちゅー飲んでるとこもっとよこせ

幸せそうなにあおみどりの目を細めてるとこ尊すぎる



28.奈々氏さん

20**/07/**(土) 13:39:58


 ――――――


 ――――


 ――



 なんだかなぁ。


 つうかスレ3まで続いてて呆れた。しかも合ロリ3ってなんだよ、合ロリ3って。 

 

 こいつらほんと節操ないな。人の顔も平気で上げて来るし。逆に車のナンバーにモザ入れてあるのが意外すぎるわ。つっても一般人がナンバーだけで個人を特定するのはほぼ無理だろうし、もう今更感しかない。


『ゆーなさん激かわ』


『私も一緒に写ってたから保存しちゃいました』


 その時のめぐちゃんのLINIEのコメントにしても気が抜ける。さらされたことや、書かれてることに対してもあまり気にしてないみたいだ。


 一応大人な俺と違い、めぐちゃんはJKなんだからそれはちょっとどうなの? って気もするが、今のご時世、そんなこと気にするだけ無駄か。逆にSNSとかばんばん使ってる澪奈やめぐちゃんみたいな学生の方が、よっぽどそこらじゅうで個人情報ばら撒きまくってるんじゃね?


 コスプレイベントでも散々写真撮られてるんだし……って、もうこの話しいいや。きりがない。



***



 夕飯を食べ、お風呂にも入って一息ついたところで、ベッドの上に帰省の荷物を並べて確認してたらLINIEが入った。こんな時間、送ってくるのは妹くらいだ。


 俺のLINIEのフレンド登録数は未だ五人。家族以外はめぐちゃんと茂木クンの二人だけというお寒いものだ。ま、増やすつもりも毛頭ないからそれでいい。


『お姉ちゃん、明日はちゃんと家出てね』

『やっぱやーめたは禁止だから!』


『わかってるし。今荷物の確認もしてるし』


『お~、お姉ちゃんにしてはやりますな!』


 うっせえわ。ちゃんとしなきゃ俺自身が困るんだからちゃんとするに決まってるっつうの。男の時よりやたら持ってくもの増えたし。確認大事だ。


『佑奈、帰って来る時間は予定通りでいいのね?』


 うわ、母さんきた。


『うん、予定通り。十四時半くらいにはそっちに付くと思うから迎えに来て?』


『わかった。気を付けて帰ってきなさい。新幹線、乗り遅れないように。遅れそうなときや困ったことがあったら早めに連絡しなさいよ』


 か、母さん、俺子供じゃないから。ずっと一人暮らししてる大人だから。


『はいはい、わかったわかった。また明日ね。父さんにもよろしく』


 きりがないからさっさとLINIEから抜ける。


「あ~、ちゃんと行くとコメしたものの。相変わらず外は暑いしなぁ……。外出たくない。やっぱやーめた! って、マジ言いたい」


 猛暑は続いてる。三十五度越えもざらだ。

 俺、外に出たら死んじゃう。


 なんてちょっとぼーっと考えごとしながらベッドから降りようとしたところで、なぜかヘリで引っかかり、つんのめった。手がとっさに出ずけっこう勢いよく落ちた。顔面から。


「いっ、つぅ!」


 はたから見たらめちゃかっこ悪い姿になってると思う。ベッドのヘリから前のめりで顔面から落ちてる俺。落ちたショックで、その姿のまましばらく放心状態に陥ってしまった。


 でも言うて、もものの数秒で復帰したと思う。


「これ、やばくない?」


 ちょっと震えた声でなげきつつ、気を取り直して立ち上がった俺。目の下から頬っぺたまわりにかけてひりひりする。首もちょっとひねったのか痛い。


 慌ててクローゼットに付いてる鏡を覗いた。


「ひぁ、めちゃ赤くなってる……、っていうかズル剥けて血がにじんでる。やっば」


 床はフローリングで、ベッドの下にはラグが敷いてあるけど、それくらいじゃケガを抑えるには至らなかった。あの勢いだ、仕方ない。


 ひとまず傷口を水で洗い、救急箱から使えるものを探して治療する。消毒して、軟膏塗って、でっかい絆創膏みたいなのをペタっと貼った。


「はぁ、何やってんだろ俺。自分の部屋でこんな怪我。バカなの? 死ぬの?」


 どこのツンデレキャラだって言葉をボソッとつぶやく。マジ自己嫌悪。


 男の時ならほっときゃ治るさで、済むんだろうけど今は女だ。さすがの俺も顔に傷が残るのは嫌だって思うくらいの美意識はある。


 ひりひりと痛む擦り傷。強く打ってもいるからズキズキする痛みもあるし、おまけに首までひねって痛い。最悪だ。


「こりゃ明日、帰省どころじゃないかも……」


 痛みと不安な気持ちで気分がたかぶってはいるものの寝ないわけにもいかず、トイレだけ済ませて、もうどうにでもなれとベッドに入った。



 なかなか寝付けなかったのは仕方ないことだと思う。

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