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私の愛とはきっと利己的で狂気的な愛

作者: frandre scarlet

私の愛とはきっと利己的で狂気的な愛なのでしょう。

貴方に縋らねば生きられない私はきっと弱い人間なのでしょう。

貴方に縋って愛をささやき、その愛で貴方の心をつなぎとめる。


手を握り、寄り添いたい。貴方の側にいたい。朝ベットの中……貴方をこの腕で抱えていたい。


私の愛は外から見ればそれはそれは美しいものに見えるらしい。

貴方の三歩後ろを歩き、貴方に従順であり、貴方のために行動する。

この愛が、それはそれは美しいらしい……。

貴方の三歩後ろを歩くのは貴方の広い背中に守られるため。

貴方に従順であるのは貴方に愛されたいため。

貴方のために行動するのは私の愛で貴方をつなぎとめるため。


私は私の愛を美しいものだとは思わない……こんなにも利己的で狂気的でも、私は貴方を愛してもいいのでしょうか?


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