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かなで荘に休日を。  作者: 夜能 咲
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1話 問題児と出会い

秋「はぁー、着いたぁぁ。」

秋は長い間電車に揺られていたため、背伸びしながらとある駅のホームで呟いた!!

ここは、音休町(おとやすちょう)にある音夜駅(おとやえき)

秋は家族が外国に移住することになり、一人残ってもともと住んでいた音休町に戻ってきた。

その理由は、父の知り合いが学校をやっていると言うことで秋を心配した父が上手く計らってくれて2年よりその学校に転入することになったからだ。

秋「うわー、懐かしい。全然変わってねぇーな。」

音夜駅を出て広がる景色を見て懐かしさを感じていた。

秋「よーし、行くか。」

・・・・・・

秋「迷ったぁぁ。」

秋「なんだよ、この地図。全然分かんねぇ。しかもなに、駅周辺は変わらないのに少し歩いたら未知の世界じゃん。」

そう、秋は方向音痴である。

秋「くそー、こんなことなら携帯で音楽聴きながら爆睡するんじゃなかった。」

秋は昨日携帯の充電をし忘れ、しかもあろうことか移動時間4時間ずっと音楽を聴いていた。

それで先ほど着いたときには携帯のバッテリーがきれたのだ!!

秋「しゃーない、適当に聞いて歩いていこ。お金もあんまり使えないし・・・」


2時間後。

秋「着いたぁぁ。はぁー、結構かかったなぁ。」

秋「今何時だろ!?」

校門の前に立っている時計塔に目をやる。

秋「10時ちょっと過ぎ・・・ヤバッ遅刻やん。」

そういって秋は校門を抜け学校に入っていた。


秋「すいません、道が分からなくって遅刻しました。」

先生「あぁー、そっかぁ。転校初日で遅刻はダメだけど道が分からなかったらしょうがない。次からは気を付けてね。秋ちゃん」

秋「はい。秋ちゃん!?」

心のなかで優しい先生で良かったと思うと同時に先生からちゃん付けで呼ばれるのが不思議な秋だった。

先生「あっ、いや!!ごめんね、昔の癖で・・・」

先生「私のこと覚えてないかな!?」

先生の胸の辺りについてるネームプレートを見て、

秋「鳴海日向・・・えっー、もしかしてなるちゃん!?」

鳴海先生「そうだよ、秋ち、秋くん久しぶりだね。」

秋「えっあぁ、久しぶりです。全然分かんなかった。」

鳴海先生「そうかな!?私は校長先生から言われてたから知ってたよ。いつ気付いてくれるかと思ってたけど・・・」

秋「ごめんなさい。いやー、凄く大人っぽくなっててキレイになってたから・・・」

鳴海先生「そんなこと言っても何もでないわよ。」

秋「へへへっ、でも知ってた人に会えて良かったよ。あんまり話したことなかった人や知らないひとばかりだったらどうしようかと思ったもん。」

鳴海先生「そうね、私も会えて嬉しかったわ。これからは先生と生徒としてよろしくね。」

秋「はい、こちらこそよろしくお願いします。」

校長先生「おぉー秋、久しぶりじゃな。」

秋「あっ、お久しぶりです。(そう)さん。」

校長先生「ここでは蒼さんではなく丹田(たんだ)校長じゃぞ。よいな?」

秋「へーい、丹田校長先生。」

校長先生「んまぁよい。今日から2年2組の生徒として頑張るんじゃぞ。担任は鳴海先生じゃ、任せましたよ!!」

鳴海先生「はい、頑張ります。んじゃ、もう少ししたら授業だからその時に紹介するのでもう少しここで待っててもらえる!?この資料この学校のこと書いてあるから読んでおいてね。」

秋「分かりました。」


5分後

キーンコーンカーンコーン♪

鳴海先生「よし、んじゃ行くよ。秋くん。」

秋「はぁーい。」


こうして秋の音休町での日常が始まる。

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