異世界の森の中で その1
目が覚めた。
目の前に見えたのは木、たくさんの
俺は木に寄りかかって寝ていたようだ。
「俺は、いったい・・・どうなったんだ?」
はっきり覚えているのはあの声だ。
「面白い、その願い叶えてやるよ」
あとお腹減ってたな・・・
「そうだ!飯!」
なんか腹減ってなかった。
だがいつかは減るだろう。
確保手段はどうしよう
体を少し動かしたら手に違和感がある
皮のバックがあった。
「?、こんな物持ってたか?」
とらあえずそれを開けて見た。
中身はこんな感じだ。
「ええと、ナイフと、これはランプってやつかこれ?あと、なんだ?紙切れか?」
紙切れはメモであった。
内容は、
『マイメニューと言ってみろ』
なんかよくわからんことが書いてあった。
「マイメニュー」
言ってみたさ。
なんか目の前に表示された。
【名前を入力してください】
そして目の前に文字の列がある、パソコンのキーボードみたいな感じだ。
指で触れたら感触があった、不思議な感じだ。
「これ、何?あの死ぬ間際に聞いた声の答えか?」
そういえば私は何を願ったっけ?
生きたいといった。そして
「異世界転移したいっ!」
そう願った。
「これが・・・異世界か?」
そう思っていると目の前にキーボードがあるのを思い出した。
「名前の入力っと」
咲原竜馬
これが俺の名前だ。
カックイイなまえじゃろ!
さて、入力した画面に色々表示された。
【 咲原竜馬 〈Lv1 〉 〈ジョブ、特殊クラス〉 〈装備武器、魔導武具〉 】
「やはりここは異世界か」
「なんか魔法みたいの展開されたが実感湧かんな」
「つーか、Lvとかジョブとか装備武器ってなんだ?」
よくわからん特に装備武器の欄、魔導武具ってなんだ?
今頃になって腰に違和感を感じた、いや、今発生した。
腰にはいつも通りの服装のベルトにホルスターが左右にくっついている。
そしてその中には大型の拳銃が納められている。
「魔導武具とはこれか?」
取り出して見た。手にはずっしりとくるがそれ以上に自分の手にフィットする、
何となく一丁の拳銃を明後日の方向に引き金を引いて見たら
《バン》
と音がなり明後日の方向にあった木に着弾した。
「うおぉ!弾は装填済みかよ!」
急いで弾倉を取り出した。銀色に輝いてはいた。
弾倉には弾は込められていなかった。
代わりにその断層の両側面には黒い魔法陣が描かれていた。
断層を直し再び撃ってみた。
《ババババババババン》
何発か撃った感じおそらくこれの弾数は無限だ。
そして
「なんだ?これ反動があんまり無い!」
そして、この銃の威力はやばい、木に向かって撃ったがその木のことごとくがでかい風穴が空いて中には折れているものもある、この威力でこの反動はおかしい
「やっぱ異世界だし魔法なんだよな?」
そう確信した。
そういえばいつの間にかマイメニュー無くなっていた。時間経過で消えるのだろう。
とりあえず自分が異世界転移したのはわかった。だがここはどこかわからない。
「うーん、見渡す限りの緑だ!美しいね!」
ここはおそらく森とかだ、木もいっぱいあるしね
「だが、森はやばいな早く人でも探すか」
とりあえず森を散策してみた。
少し歩いていたら開けている場所を見かけた。道らしきものがあった。
「お、やっと森を抜けれたか、さすがにずっと同じ景色はちょっと不安だったよ、助かった」
とりあえずその道を進むことにした。
道には俺から見て左と右があったんで右に行くことにした。なんとなくそっちへ行ってみた。
俺は道を歩いて行った。
2丁拳銃はm1911がベースでそれに銃身を長くしグリップを咲原くんの持ちやすい感じにできています。
イメージとしては某スタイリッシュ悪魔狩りさんのアレです。