姉ちゃんと姉妹
「おっ今日は早いんだな」
「うん」
「まさかずっと起きてた訳じゃ…」
「ち…違うよ!今日はたまたまはやく起きただけだよ」
「そうか…ならいいんだ」
今日の天気は晴れ。俺の気分は曇り。
昨日は色々とありすぎて脳が処理しきれず、ただいまオーバーヒート中。まぁただ何も考えて無いだけだけどね。そんな今日も3人仲良く…いやまいに、にらまれながら登校中その原因は
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「かずき今日も姉さまに迷惑かけたんでしょ」
「かけてねぇよ」
「ほんとにぃ〜?」
「お前こそ迷惑かけてるんじゃないのか?自称姉ちゃんの妹」
「はぁ!?ちょっ…なに言って…」
「あれ〜違うのか〜?確か、ありがとう姉さま。とか言ってなかったかぁ?」
「なんで私の夢を…」
「ん?私がどうかしたか?」
「な…何でもないわ姉さま!さあはやく行きましょう!!」
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と言うことがあったからだ。
そうこうしてる内にもう学校についた。そしてすぐ教室にむかい席につき本を読む。
ちらほらと人が来始めた。そろそろたくやがくるかなと思ったがいっこうに来ない。さらにたくやの変わりと言わんばかりに人が集まって来て、昨日のことについて聞いてくる。そいつらを適当にあしらっていると、先生が来て、
「おーい。ちゃんと座れよー。ホームルーム始めるぞー」
もうこんな時間か。今日はたくや休みなのかな?あいつが休むなんて珍しいなぁと思っていると、学級委員のれなが、
「先生ーたくや君今日休みですか?」
と聞いた。
「いえ、まだ連絡がきていないので後で確認します」
「あ…ありがとうございました」
と言って、れなは少し驚いた顔をして席に着いた。でもあいつが無断欠席するなんて珍しな。なにかあったのかな?と思ったが、今は自分のことに専念することにした。
キーンコーンカーンコーン
やっと昼休みだ。本を読もうと思い。本を取り出した瞬間、
キーンコーンカーンコーン
「二年二組かずき君」
また呼び出しか。生徒会室に向かおうとしたら
「二年一組かなさん、はなさん至急生徒会室に来てください」
えっ!なんでアイツらまで?まさか…
「姉ちゃん何であいつらまで呼んだんだよ!」
と俺は姉ちゃんに聞いた。
「いやお前が誰に告白されたのか調べたんだ。まさかあの二人だったとわな」
えっ?まさか姉ちゃんの知り合い?
コンコン
ドアがノックされた。
「入っていいぞ」
ガラガラ
ドアがあいた。そこには、はなとかなが立っていた。
「久しぶりだな」
「えっと…」
とはなは困った顔をした。
「もしかして忘れてしまったのか?かずきの姉だよ」
すると二人の顔がパッと輝き姉ちゃんのところに寄って行った。そして、姉ちゃんは二人の頭をなでていた。これまいが見たら絶対うらやましがるな。と思っていると、
「なんだかずきもなでらたいのか?」
「なでられたくねぇよ」
「にしても本当に久しぶりだな、はな・かな」
「「うん!久しぶり!!」」
「本当に仲がいいんだな。姉ちゃんいつ知り合ったんだ?」
と俺は軽い気持ちで言った。すると姉ちゃんはすごく不思議そうに、
「何言ってるんだ?二人とは小さい頃からの知り合いだぞ?」
と言ってきた。小さい頃から?そんな昔から知り合いだったんだと思っていた。しかし、次の姉ちゃんの言葉を聞いて俺は、驚愕した。
「そもそも、お前が昔一番仲が良かったじゃないか」
俺が一番仲が良かった?嘘だろ?記憶がないぞ。そもそも俺は昨日初めて会ったんだぞ…
俺が驚いたような顔をしてると、かなが
「えっ!まさか、かずき私たちのこと忘れっちゃったの?」
「えっ…あ…」
と俺が言葉に困っていると、はなが
「昨日会った時から少し違和感を感じてましたが、まさか…」
「う…うん思いだせない…ごめん」
「おい冗談だろかずき?あんなに仲良く遊んでたじゃないか」
「……」
うっうっうっ
見上げると二人は泣いていた。
俺は何か言おうとしたが、言葉が見つからずただただじっとしていた…
「あっあの私そろそろ帰りますね」
と言ってはなは姉を連れて生徒会室を出た。
俺はじっとしていた。と言うか動けなかった…
しばらくして姉が、
「今お前が何を考えているかわからないが、くいの残らないように行動しろ。これが今私の言えることだ」
「姉ちゃん…ありがとう。俺ちょっと行ってくるよ」
「あぁ行ってこい」
「うん!」




