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夢物語  作者: チョビ
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突然の○○

ここはどこだ?


目の前には大きな木が一本それ以外はなにもない…


ざわざわざわ


突然風が吹き、葉が舞い散った…


すると目の前に顔も体も瓜二つの少女が現れた。


「あの…」と言いかけた直後


「ちょっと何でお姉ちゃんついて来るのよ!!」


「だってあんたが抜けがけしようとしたからでしょ!!!」


「べーっだ!こうゆうのは早い者勝ちなのよ!!」


「なっ…なにおう!!」


…え~と…これは一体どうゆう状況なんだ?

俺何でこんなとこにいるんだ?つかそもそもここどこ?ってか目の前の人たち誰?

俺が悩んでいると


「あっすいません。うちの妹がうるさくて…」


「お姉ちゃんもね!あっ!もう時間だ!」


「あっ!ほんとだ!急がなきゃ!」


「「私ずっとずっと好きでした!」」


えっ?…はぁぁ!? これって…もしかして…こく…はく?


ってアレ…なんだか…頭がぼーっとしてきた…


「ちょっとなん…いっ…に言う…のよ…」


「しらな…よ…そん…こと…」


アレ…やべえ…どんどん意識が遠のいて…く……




「かずき〜急ぎなさ~い」

「急いでるよー」

はぁ〜いつもいつも姉ちゃんはうるさい。俺もう高2だよ。何で一緒に学校行かないと行けないんだよ。しかも生徒会長の仕事があるって時も俺も朝早く学校に行かないといけないんだ。ほんと勘弁して欲しい。

「はやくしないと遅れるよ〜」

「分かってるって」

ちらっ 時計を見た…まだ全然余裕じゃん。




「あんまし姉さまに迷惑かけないでよね!!」

「へいへい、わかってるよ」

「何でこんなやつが姉さまの弟なのよ…」

隣でぶつぶつ言ってるやつは俺のクラスにいる上村まいだ。こいつは副生徒会長で姉ちゃんをとても尊敬していてたいていはそばにいる。あくまでも尊敬しているだけであって、百合とかそう言う感じではないそうだ。毎日登校するとき必ずついてくるのは、その為である。

「ほらかずき行くぞ」

そういって姉ちゃんは手を出してきた。

「おっけい」

そう言って姉ちゃんの手をにぎる。そしてまいがうらやましそうにこちらを見る。これが俺の日常だ。そもそも何故姉ちゃんがここまでするのはある理由がある。


俺が生まれてまもなく親が離婚し、俺達は母さんに育てられた。しかし、姉ちゃんが高校生になってまもなく母さんは死んだ。原因は過労死だそうだ。母さんが最後に姉ちゃんに「かずきを…よろしくね」と言って亡くなった。それから姉ちゃんは母さんにかわって育ててくれた。


それからというもの姉ちゃんは、少し、いやかなり行き過ぎてこうなってしまったのだ。そのせいで「ハーレム野郎」や「二股」などと言われるようになってしまった。唯一の救いは、登校時間がはやいので、ほとんど人とでくわすことはないことだ。

そんなこんなで、もう学校に着いてしまった。家から学校までそう遠くないので、すぐ着いてしまう。姉ちゃんとまいは、生徒会の仕事でどっか行ってしまうので、俺は教室で一人きりになる。なのでいつもただ黙々と本を読む。そうしている内に少しずつクラスメイトがきはじめる。突然、

「よお今日もハーレムして来たか?」

「別にハーレムなんかじゃねえよ」

「じゃあ二股か?」

「それもちげえよ」

「そうか?ww」

こいつはいつも俺をからかっているたくやだ。いつも言ってくるのでなれたのだが、俺もいつも通りに読んでいた本で顔を隠す。そうすると、

「悪かったって」

と言い俺の前の席に座る。

「てゆうか何で毎日同じ会話しねえといけねえんだよ!」

と文句を言うがたくやはおかまいなしという感じで喋ってくる。

「そいやあ聞いたか?隣のクラスに転校生が二人くるらしいぜ」

たくやはこの学級の学級委員で、いつも明るく人気者だ。まあいわいるリア充だ。だからそういった情報をすぐ手に入れる。どうやって手に入れてるのかわからないが…

「ふーん」

とそっけなく返すと、

「なんだよ興味ないのかよ」

「興味なんかねえよ…」

「でも二人とも女子だぞ!女子!!」

「なおさら興味ねーよ」

そう俺は一年のときこそ色々といじられていて少しばかり目立っていたのだが、二年になってからあまりいじれることもなくこの学校での完全まモブになってしまっているのでもう恋愛は完全に諦めている。

「おーい席に着けよー。ホームルーム始めるぞー」

もうこんな時間か

「おい後で見に行こうぜ」

「おいはやく前向かないと…」

バシッ

「毎日毎日注意しないと分からないのか!」

たくやは先生にたたかれたので、渋々前を向いたそして、小声で

「絶対見に行くぞ」

と言った。


キーンコーンカーンコーン


「さあ、行くぞ!」

と行こうとしたら

「ちょっとたくや!昨日仕事サボったでしょ!!」

もう一人の学級委員のれなが怒ったように言ってきた。

「あっわりいちょっと昨日は用事があったんだ」

「どうせまた嘘なんでしょ!」

「嘘じゃねえって!それより今急いでいるからっ!!」

「あっちょっと待ちまさいよ!」

「おい、いいのか?」

「別にいいよ。それよりはよ行こうぜ!」

はぁーたくやは、本当に適当だなぁー


ざわざわざわ


「ちょっ!人多くねえか?」

「転校生が来たらこんなもんだろ」

こいつらは、たかが転校生が来たぐらいでなにしてんだよ。そんなに可愛い子なのか?

「ちょっと通してください。ほらかずき行くぞ!」

「おっおう」


「おっおいアイツじゃねえか?」

「えっどれ?」

「ほらあそこの前の席の奴」

「あっあれか」

それは、一言で言うならば姉妹の女神だ。整った顔つきで髪はショート。背は少し低くめで、あまりの低さにほんとに高二かと疑ってしまう。そして、昨日夢に出てきた姉妹にそっくりだ。脳内でそんなことを繰り広げていると、その姉妹はこちらに気づき、少し恥ずかしそうにしながらこっちに来た。

「おっおい!こっちに来てるぞ」

と慌てた様子で言ってきた。まあどうせ、たくや目当てできたんだろうなと思っていると。

「「あっあの」」

と二人同時に話しかけてきた。俺は立ち去ろうかなと思っていると、

「「これ、昨日ちゃんと気持ちを伝えれなかったので、かわりに手紙を書きました。受け取ってください」」

流石たくやだ。初対面に告白されるとは、

「あ…ありがとう」

とたくやが受け取ろうとした時

「「いえ、あなたじゃないです。私たちはかずき君に渡したいんですけど…邪魔なのでどいて下さい」」

「あっはい。すいません」

ちょっと待って今なんて言った?

「「あのかずき君受け取ってください」」

「えっ俺?」

「「はい」」

うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

と周りから歓声が上がる中、俺の頭の中は真っ白に固まっていた。

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