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「おはよう、ナル!」

「…………おはようございます」


 朝から元気ですね。

 夕食後はお風呂まで一緒になったりして、何故か休まらない夜を過ごしました。ベッドので寝れたので、そういう疲れは取れたのですが精神的な方面ですね。

 ちなみに、お風呂は大浴場がある宿です。元の世界のような機械的なアレはないですが、まあないよりはある方がいいですし、不便ということはないので大丈夫です。

 ただし、女同士とはいえ、軽くセクハラ地味た性格だったので、そこは注意しておきました。

 学園は場所によっては旅行などの行事もありますが、そういうのでもうまくいってなさそうですね。もしくは、一晩で台無しにしてそう。


「なんか目が可哀想なものを見る目なのは気のせい?」

「気のせいです。ワタシは協会へ行くので」


 朝食はすでに済ませましたし。


「わかったわ。それじゃあ、またね!」


 ここはついてこないんですか!?


 ひとり寂しく、協会にたどり着きました。

 昨日の夕方とは違い、それなりに人で賑わっているようです。


「こんにちは。きたわね」

「こんにちは。昨日はお世話になりました」


 昨日の職員のお姉さんと出会えたので挨拶と改めてお礼を。


「それで、今日はお仕事していく?」

「していきます」

「わかったわ。待ってて。新人さんに勧められるの持ってくるわね」


 どうやら、掲示板などに貼りだすなどではなく受付の人たちは進めているのですかね。少し以外……いや、でも入り口から人が集まってる掲示板も見えたような気が。


「今はこんなところかしらね」


 戻ってきて、5枚ほどの紙を見せてくれました。


1 C級バグの退治 1000リラン

2 クズバグの退治 1000リラン

3 B級バグの撃退 2000リラン

4 B級+のバグの情報収集 2500リラン

5 バグ出現地点調査 4000リラン+α


 どれも詐欺まがいに報酬がいい気がするのですが。


「報酬高くありませんか?」

「人手不足っていうのと、バグと関わる仕事はどうしても命の危険が付きまとうから装備とかのことを考えての判断だそうよ」

「ちなみにこのC級とかそういうのは」


 学園でこんなの聞いたことないんですよね。


「Cから順にB、A、Sって上がっていって。ランクが高いほうど脅威度の高いバグね。クズバグっていうのはバグとしての強さはほぼないけど、数が多い上に進化する可能性があるから掃除しておく必要があるらしいわ」

「進化するんですか?」

「可能性で今までそういう例はないって話ね。まあ、だからこそA級とかS級が町の近くに現れたりしたら大騒ぎになっちゃうの」


 C級については退治だけど、B級については撃退か情報収集になっているということか、新人に倒せる基準はCランクってことですよね。


「まあ、バグ以外の仕事だったらあそこの掲示板に張り出してあるの。何でも屋みたいな仕事になるけどね」

「掲示板にはバグ以外の仕事があるからあんなにたむろってるんですね」

「バグにトラウマ持っちゃったり、バグ依頼したばかりで、いろいろな準備が整ってない人はあっち受けてるって感じが基本かな」

「ふむ……じゃあC級バグの退治受けます」

「了解しました。これが現場までの地図と保存食です」


 数日かかる距離なんですね。


「気をつけていってらっしゃい」

「はい」


 さて、それでは神様のこともありますし。まずはバグをこの目で確かめてみましょう。


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