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魔術師登録完了です

 さて、神様になったことが発覚したとしても、それが周りにも理解されているかは別です。

 それこそ、あの銀髪少女ハイテンションゴッド様に神様の威厳なんて感じないわけですし、むしろ恐怖とか悪寒に近い異物感を感じるくらいですから。テンションとかに。


「でも、バグを浄化ですか……倒すのと何が違うんでしょう?」


 そもそも、バグが何者なのかってことが、世界的にも判明してないんですよね。


「とりあえず、隣り町に行きますかね」


 ワタシは箒の進行方向をそのままに、予定通り隣の町に飛んでいきます。


 隣の町にちゃちゃっと、到着。魔法少女ナルちゃん登場! …………このテンションって疲れそうですね。

 港町・アリアンズソリュアに到着です。

 名前の通り、海に面した港町です。そして、この世界にある冒険者という職業の方々は港町から旅立つなんてことも多いそうです。

 そして海の藻屑になるとかそういうことも多いみたいなので、怖いですね。

 あ、ちなみにですが町から少し離れた場所で箒から降りたので、ワタシが目立ってしまっているというようなことはありませんよ。

 服装もわりと一般人と同じようなものなので。学園にいる時に「かけ出し魔術師にローブと帽子のひとつくらい支給してくれればいいのに」みたいなことを愚痴りあったりしたのは、ふたりの秘密です。


「宿屋はどこでしょう……あと、たしかこの町には魔術師協会もあったはずなので、顔を出しておかないとですね」


 魔術師協会はその名前の通り、魔術師に対するバグの依頼などがくる協会です。その他にも魔術師にたいしてモンスター退治などの依頼も入ってきます。なにやら冒険者だけでは、倒せない相手などの助っ人などらしいですね。

 海の匂いと風を感じながら、町中を歩いていると先に魔術師協会を見つけてしまいました。

 先に顔を出して宿屋の場所を聞いてしまうのが早いですかね。

 とりあえず、扉を開いて中へと入ります。

 中は結構広い空間で、言ってしまえば酒場とかそういうイメージです。ただ、荒くれ者がたまっているみたいなそういうことはなく、魔術師の格好をした方が多いですね。

 ちなみに、この世界の魔術師豆知識ですが。実はれっきとした正式な服装は存在しないため、普通にこの世界的なオシャレしたり冒険者のような金属鎧をきているような魔術師もいます。学園に何度かOG・OBの魔術師の方きて、そんな感じの方だったので情報は確実です。


「あら、新人さん?」

「はい。今月学園を卒業したばかりです」

「そうなの。それなら、魔術師協会登録していくかしら?」

「お願いします」


 入り口で職員の方に話しかけてもらえました。

 その後、いろいろと説明を聞きながら登録を終えると。


「それじゃあ、これね」

「このカードはなんですか?」

「魔術師協会に登録した証よ。他の町の協会でもそれを提示すれば、大抵は依頼を受けさせてくれるわ」

「わかりました。あと、この町の宿屋の場所を教えていただけませんか?」

「その年で実家とかじゃないの? 成人してすぐの女の子だと……そうね。ちょっと、待っててね」

「はい」


 そういって職員のお姉さんは裏の扉にはいっていきます。ちなみにこの世界の成人年齢は15歳です。お酒とかは16歳になる年の1月から合法になります。

 少しすると、お姉さんが戻ってきてくれます。そして地図を手紙を手渡されました。


「この町の地図だから。三角印をつけたのがこの協会で、丸をつけたところが宿屋よ。わたしの知り合いがやってる宿屋さんだから安心していいわ。この手紙を見せれば多分すぐわかってくれると思うから」

「わかりました。何から何までありがとうございます」


 ペコッと一礼です。お礼はちゃんというタイプです。


「いいのよ。今日はもう夕方だけど、午前中からきてくれれば実力にあった依頼を紹介出来ると思うからこれからがんばってね」

「はい」


 挨拶を済ませてから地図の通りに宿屋を向かうとしましょう。

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