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魔術の世界に神様で魔法つかいとして転生したみたい  作者: 初雪しろ/Yuyu*


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一件落着?

「疲れました……」

「おつかれさま。っというか、どこにいってたの? 避難所で見かけなかったけど」

「少し、別の頼まれごとをあの時しまして、バグに関わることで」

「ふうん。まあ、そういうことなら仕方ないか。お疲れさま」


 その日の夜、話を聞くとカリュラさんは避難所の誘導や防衛をしていたそうです。と、いってもあの船は港周辺にしか攻撃はしてなかったので、完全に待機状態だったらしいですが。


「あたしももっと実力つけないと! あんなのが増え始めたら、いま以上に人手不足になっちゃうし!」

「そうですね」

「なんで他人事なの!?」

「いえ、ワタシも頑張りますけれど、今は休みたいです」

「それは同感ね……ほんとうに大丈夫?」

「ダメです。もう寝ます」

「そう。おやすみなさい」

「おやすみなさいです」


 カリュラさんには悪いですが、ちょっとガイコツみたり、訳の分からない量の魔力を使ったりで、ぐったりなので休ませてもらいます。

 ワタシは自室へとふらふらと千鳥足で戻り、扉を開けます。


「ヨッ」

「おっかえりなさーい!!」


 そこにはなんか見覚えのあるガイコツと神様が居座っている。一旦、扉を閉めて部屋の番号と位置を確認します。


(大丈夫。あっています)


 ワタシは深呼吸して再び扉を開いてみます。


「ドウシタンダ? アケタリシメタリ?」

「そういうお年ごろなんですよぉ!! 精神年齢はともかく、身体的には」

「きゅぅん」

「あぁ! ナルさん倒れたぁ!?」

「チョッ、ホントウニダイジョウブナノカ!?」


 精神ショックで暗闇に包まれる意識の中、最後にそんな声が聞こえました。


 ***


「うぅん……」

「ダイジョウブカ?」

「にゃぁぁぁぁあああぁぁ!?!?」


 目を覚ましたら目の前に苦手対象がいるとか、叫びますよね!? 絶対叫びますよね!!


「どうどう、落ち着ついてください!」

「な、なんで、これがワタシの部屋に!!」


 思わずガイコツ指差していってしまいます。


「いやぁ、それがね。こいつがまた厄介な存在になってたみたいで、事後処理に見に行ったらね、もうね。船の中でね」

「ふ、船の中?」

「バグを浄化したものの、そもそもこの人が骨になった理由がバグだったみたいで、厳密には魂の寿命とかは残ってたみたいで。アンデットのなりそこないで、これでも見えない心臓とかで生きてる状態みたいなんですよ」

「か、完全に白骨体ですよ。絶対、そうですよ!!」

「ワレモソウオモウガ、ソウジャナイラシク。モウジュミョウヲマットウスルカ、コップンニナルマデコナゴナニナルシカナイラシイ」

「まあ、そういうわけなので。とりあえず私の所で預かることになりました! 世界の理、無視しかけてる存在はちょっと放置できないんで」

「そ、それでなんでワタシの部屋にきてるんですか」

「入口がちょうどいいのがここの棚なので。部屋引っ越したら教えて下さいねってことを今日は伝えておこうかと」

「わ、わかりましたから、とりあえずその人つれてってください」

「思ってた以上にスケルトンが苦手なご様子で。まあ、できたら今後しばらく仲良くしてあげてくださいよ。っということで、おじゃましましたぁ!!」

「ヨロシクタノム。デハ、マタ」


 ものすごいフランクにふたりは去って行きました。タンス? 棚? の中に。


「うぅぅ。なんなんですかもう!!!!」


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