ピュアラ・ハーティング
叫んだ瞬間、ワタシもガイコツも声を聞く限り「ヌアッ!?」とか驚いてるくらいの、爆発が起きました。ワタシの真下? で。
「暴発ですか……って、あれ? 無傷……無傷?」
自分の姿を見ると、なんかさっきまできてた服じゃないんですけど……完全にピンクのワンピース? ていうかフリフリ? ものすごい恥ずかしいです。髪も重くなってるし、のびてるでしょこれ。
「あの、神様!がフラグなんて立てるからこうなるんですよぉ!!」
完全に逆恨みかもしれませんけど、もうこのさい、関係ないです!
「ミタコトノナイマホウノパレードダナ」
「こっちだって初めてつかいましたよ!!」
「ナ、ナゼオコッテル?」
「怒りたくもなるんですよ! あの人に、問い詰めるために決着つけさせてもらいます!」
ガイコツ? 標本模型が動いてると思えばいいんですよ。なんでこんな簡単なことに気づかなかったんでしょうか。
「カタカタカタカタ!! マアイイ! ツヅキダ!!」
「てやぁっ!!」
真正面からツッコミました。神様の言葉を信じてたら、ものすごい身体能力が上がっててスタードダッシュも容易かったです。
「ハヤッ!?」
驚きの声を上げるガイコツさんのお腹――というより背骨を拳で殴りつけると吹き飛んでいきました。
折れない硬度に驚きですが。
「ツヨイ……ガマダァァア!!」
ガイコツから青白い魔力は放出されます。その姿、まさに7つ集めると願いが叶う石がでてくるマンガのスーパーなあの人達。
黒いモヤもでてるので、あれがバグですね。
「こっち、も本気でやるしかないです!」
今体の中に感じるふたつの力。神力と魔力を手にまとめて、一気に!!
「ピュアラ・ハーティング!!」
ピュアラ・マージナル・リュジカと同じような方法ですが、魔力を紫とすると神の力は白。この二筋の力が螺旋をえがくようにまじって、ガイコツキャプテンに向かっていきます。ワタシはそれで体が吹き飛ばないように、足に力を入れています。
「スカル・ブレイザー!!!」
ただ、ガイコツもその青い魔力を口から吐き出すように光線をだしてきます。
「コノワザヲ、ヤブッタモノハイママデヒトリシカイナイ!!」
「ひとりいるんですか」
「ワレニコノチカラヲアタエタモノダ!! ニンゲンダッタコロヨリ、コノワザハワレノホコリノワザヨ!!」
「残念ですが、それならワタシはふたり目になりそうです」
「――オサレテイル!?」
そう声が聞こえた時にはすでに時遅く、ガイコツは光りに包まれました。そしてその瞬間に、ワタシはあのフェリーの中に戻ってきます。
前を見ると、ガイコツキャプテンが座っています。
「これで、終わらないんですか……って、あれ?」
「グググ……」
ガイコツから声が聞こえてきます。ですが、ワタシは変身が解けた瞬間、言い知れぬ倦怠感に襲われて膝をついてしまいます。
「これは……やばいかもです」




