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魔術の世界に神様で魔法つかいとして転生したみたい  作者: ゆっき/Yuyu*


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15/23

神力なのですかそれ

「こ、これは……入り口か何かでしょうか?」


 手を入れてみると、明らかに壁があるはずの部分より奥に入ります。

 それはつまりは、ここに空間が存在しているということです。ただどこに繋がっているかは不明です――が、こんなことができる人に宛はひとりしかいないわけでして。


「女は度胸って言葉をどこかで聞いたことがありますし、行ってみます!」


 思い切って飛び込んでみました。


 ***


「およっ!? ……あれ? ナルちゃんじゃないですか~! どうしたんですか」

「あなたを探してたんですよ」


 不思議な空間の中には不思議な空間が広がっていました。そして、亀の中に入るかのごとく謎の空間の中に謎の小部屋――いえ、結構広い部屋があって、そこでのんびりと神様がしてました。

 ていうか、完全に現代娯楽にうめつくされてるのは気のせいですかね。マンガとかライトノベルとかゲームじゃない娯楽で。


「何かありましたか?」

「いえ、バグを倒したのはいいんですけど、そもそも神力の出し方がさっぱりなんですよ」

「感覚で!」

「…………」

「ちょっ、無言でやめて! そのスパナは駄目ですから! 私が常時神力込めてるやつだから、痛いやつだからぁ!」


 何でそんなもん床に転がしてあるんですか。

 閑話休題。


「えっと、それでなんでしたっけ。神力の使い方でしたね」

「そうです」

「とりあえず変身して衣装が変われば使えます!」

「……」

「ストップスパナ! 実際、私はそんな感じなんですもん! 今は神格とか信仰が上にあるから、常時変身状態で入れますけど、神力少ない頃は体力とか持ってかれるから、常時は無理なので結局変身するしかないっていうか!」

「そうなんですか……でも、私服にしか見えないのですが」

「まあ、あなたの元の世界じゃそりゃ私服に見えるでしょうが! 他の世界では異質だったりして、私の元いた世界では異質だったんですよ! でも、たまにそれこそプリティなワンピース系の人とかもいますから、やってみないとわからないですね」

「ちょっとそれはかんべんしてもらいたいですね」

「精神改造します? それくらいなら簡単にいけますよ」

「遠慮しおきますし、転生した意味なくなるじゃないですか」

「それもそうですね~! ニャルぽっかり! あははは!」


 ぽっかり? うっかり? ていうか、軽くニャルって言ってる。


「おっと、名前言っちゃいましたか! まあ、アダ名みたいなものだし大丈夫大丈夫!」


 ニャルで始まる神様……覚えがないからわからないです。くっ、悔しい。


「まあその変身状態で、魔力なり物理なりすれば神力が働きますので、それでバグを倒してくださいな」

「はい、とりあえずわかりました」


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