ピュアラ・マージナル・リュジカ
「さて、どうしましょうか……って、ちょっと!?」
少し、空に浮かんでたら狙われてしまいました。これは、あんがい地面にいたほうが足場も安定して動きやすいかもしれません。
「アァァァク!」
「もはや、悪じゃなくてアークに聞こえてきますね」
運動神経は結構ある方なので、攻撃回避はどうにかなるようです――いえ、現在進行形でなっています。
その代わりに、草がめくれて土が露出してしまうのですが。
「畑の近くとかにでても、やばそうですね――ピュアラ・ラルラ! 木よ飛べ!」
ワタシは吸い込みに逃れながらも、地面に倒れこんでしまった木の一本をバグに向かって飛ばしぶつけてみます。
「……無傷ではありませんが、決定打にするには数が必要そうです」
物理はだめなのか、それとも魔力がこもってない物理が駄目なのか。どっちでしょう。
ワタシの魔法は飛ばすだけの場合は、念力的な感じなので、物そのものには魔力がこもってないので物理に位置するんですよね。
でも、魔術師が特別に依頼を受けるってことは、魔術が効く。つまりは魔力が効くはずなんですよね。
そういえば、神力と混ぜるって言われましたけど、まず神力の出し方がわからないことにここにきて気付きました。いえ、多分頭の隅っこにおいやってたのが裏目にでたとかのが正しいかもしれません。
「ピュアラ・マジカ!!」
人まずは、魔力物理で攻撃をします。
「アグゥ」
これは効いている。じゃあしばらくはこれを連打していくのが――手、痛い。
「何かもう、仕方ないのであまり試したくない技つかいましょう」
ワタシはそう判断させていただきます。
魔力を右手に溜め、腰を落とし、足は地にしっかりと設置します。
「ピュアラ・マージナル・リュジカ!!」
そして、溜めた魔力を一気にバグに向かって放出――ただし、ワタシ自身も予想外の出力がでて、地面に小さな線路ができました。
まさに、ビームとかレーザーみたいに魔力が視認出来る状態でバグに飛んでいきます。
バグはそれが命中すると、爆発や消滅というよりはモヤとなって霧消しました。
多分、神様が言ってたやり方とは違いますよね、これ。
「あれ……ピュアラ・ラルラ。箒よ来い」
どこかで落としてたのか箒が手元になかったので呼んでみます。壊れてることはなかったようで、手元まで飛んできてくれました。
「……帰りましょうか」
神様にもう一度、あってちゃんと聞くことにしましょう。




