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魔術の世界に神様で魔法つかいとして転生したみたい  作者: ゆっき/Yuyu*


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11/23

目的地到着です

 後日、夕方。目的地に到着しました。今のところ、目標を思われしものは見当たりません。あくまで目撃例なので、移動してる可能性も高いんですよね。

 でも、町と町の間の位置なせいで、細かく見張ってるような人はいませんし……あ、空から探せばいいんですよね。

 目的地についたら足で動くみたいなのが癖になってるんですかね。


「でも、空から見てもそれっぽいものは見えないんですよね」


 双眼鏡とかあればいいんですが。あれって、科学的なものなのか、それともかなり昔からの原始的なものなのかさっぱり知らないんですよね。

 大河とかで遠くを見る望遠鏡的なの使ってるの見る時ありますけど、あれくらいのレベルならこの世界にあるんでしょうか。

 そんなこと考えながら空を飛んでいたら、目的ではありませんが見つけました。

 ワタシはその近くに降りて、少し様子をうかがいます。


「家ですよね……こんな所に? でも地図に詰め所があることなんてかかれてない……わざわざそんなことはかかないってことですかね」


 煙突から何やら煙は出ているのでノックしてみます。


「あん?」


 すると、すぐに中から人が出てきました。髭の濃い低身長なおじさまが……。

 ワタシが身長153なので、目測だと145くらいでしょうか……病気とかだとこういうこともあるって聞きますけど、実際低身長ってどこまでがありえてどこからが病気なんでしょう。


「なんだ嬢ちゃんこんなとこに? うちに客なんて珍しいな」


 渋いお声です。


「えっと、この辺でバグがでたということできた魔術師なのですが……何か知りませんか?」

「バグっつうと、あのなんかモヤみたいなもん体から出してるやつか。そうだな……まあ、とりあえず、中へ入りな。まだまだ寒い時期だろ」


 お言葉に甘えて中に入らせていただきます。煙突は暖炉につながってるものなんですね。

 薪が積まれてるのがまたこの世界を表しています。元の世界だとスイッチひとつでたまに灯油入れるのが基本でしたし、上司の家に招かれた時はまさかの電気だけで動くストーブに床暖とか魅せられて嫉妬したのを思い出しました。うちは灯油たまに買ってこないといけないのに。

 はっ、そんな今後関わらないことはいいんですよ。


「それにしても若い魔術師だな。最近人手不足って聞いてるけど、大変だろう」

「あ、いえ……まあ」


 仕事についたのが初めてなので大変かどうかもまだ理解してないから答えに困りますね。


「それで、あのよくわからん奴についてだったな。たしか、今日の朝方に足音がして窓の外を見たら、北のほうに移動していったな」

「北ですか」

「おう。でも、こっから北は草原とたまに林があるくらいで、すぐに被害が出るようなことはねえと思うがな」

「それならいいのですが。仕事ですので、行ってみます」

「おう、頑張れよ……まあでも、茶のいっぱいくらい飲んでけや」

「え? そんな」

「わしみたいな爺さんだと、商人以外人が来なくてな。嬢ちゃんみたいな子がきたのはかなり久しぶりだから世話を焼きたくなっちまうんだ」


 やっぱり顔の見た目通りの年齢なんですかね。


「そ、それでは……いただきます」

「おう、そうしろそうしろ」


 少しして、温かいお茶を頂きました。まだ1月で外が寒かったので体に染み渡ります。


「そういや、さっきからわしの髭をよく見てるが何かついてるか?」

「あっ、いえ、そういうわけでは」


 うっ、無意識です。


「立派じゃろう。ドワーフとしては誇りの髭じゃ」


 ドワーフ? ……そういえば、学園の図書館でちょっと話にでたような。

 たしか、勉強に疲れて世界の博識というタイトルの本の種族の欄にあった、名前……特徴は低い身長と長い寿命、そして男には立派な髭――綺麗に一致してるのに、なんでワタシ気づいてなかったんでしょう。


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