表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

永遠の女性、eternal female 永遠に女性的なるもの、、。が、、世界を救う。

作者: 舜風人

ベアトリーチェ、

ディオティーマ、

ゾフィー、

グレートヒェン、


さてここにいくつか西洋の女性名を並べましたが


これはなんでしょう?


そうです。


これらの女性は

詩人たちに

霊感を与え

鼓舞し

偉大な創作へと向かわせた

詩の女神ミューズたちなのです。



もしこれらの女性に巡り合わなかったら

詩は開花せず、


詩人も生まれなかったかもしれません。


ただこれらの女性たちは


詩人のフィルターで

かなり誇大妄想的に


女神ディーバ化されている節もあります。


確かに、、これらは現実の女性ですが、、、、


詩人の心の目で見ると


飛んでもない崇高な女神に変身させられてしまうのでしょうね。?


ただこれらの女性は


尽きせぬ詩の泉となって


詩人の発想を高めたことは事実です。


ということは


詩人は巡り合う前から


その永遠の女性像を心に持っていたということにほかなりません。


つまりユング心理学風に?言えば、アニマに出会うべくして出会ったということに過ぎないともいえます。


ダンテがベアトリーチェにもし出会わなかったら?


いいえ、


出会うように決まっていたのです。


それが宿命だったのですから。


さていらぬ補足かもしれませんが


ベアトリーチェとは


あの「ディヒナコンメーディア」(神曲)に


絶大なインスピレーションを与えた


ダンテ・アリギエリの


永遠の女性です。



ディオティーマは


狂気のギリシャ憧憬詩人


ヘルダーリンの


永遠の女性です



ゾフィーとは


ドイツロマン派の


思想的な中心人物である


ノヴァーリスの


アニマ(ミューズ)です。


グレートヒェンは


あの「ファウスト」に


登場する


薄幸の少女ですね。



こうした詩人たちに


インスピレーションを与えた


永遠の女性は


ほかにもたくさんいるでしょう。


というか詩人が100人いれば


100人のこうした


ミューズが存在するのです。


なぜならそれは


現実に存在しようがすまいが


結局のところ


どうでもいいことなのですから。


心の中にいる


アニマが現実化しようが


夢の中だけで


存在しようが

同じだからです。



私にも

実はアニマがいます。


つまり永遠の女性です。


それは母であり


妻であり、


幼馴染であり、


要するに


私のアニマです。


現実に存在しているかって?


いいえ、


現代というややこしい時代には


それはむしろ


夢の女性のほうがいいのです。


もし現実に存在したら?


下手すれば


私はストーカーとして


犯罪者?になっていたかもしれませんから。



詩人の思い込みが


その現実女性に通じればよいですが


もし一方的な


思い込みだったとしたら?


現代ではそれを


ストーカーと言って犯罪行為なのですからね。


低次元なたとえで申し訳ありませんが


もしダンテが


他の男と結婚した


ベアトリーチェを


付け回しでもしたら


現代ではそれは


犯罪なのですから。


夢の中にいるだけの永遠の女性のほうが現代では


好都合?なのです。


夢の中だけの永遠の女性は


まさにあなただけのもの


あなただけのミューズ(詩の女神)でしょうからね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ