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転生したら、守護霊でした  作者: じ・お。
一章 少年との出会い

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追跡者たち

黒梟疾爪の面々はオアシスの町ドラグフォルにいた。


アイン一行が森人の里に入ったことを最後に、彼らの動向を見失っていた。

森人の里に侵入することは、如何に隠密を得意とする彼らでも困難だった。


森の木一本一本が監視用のセンサーのようなもので、招かれざる者がその領域に踏み入れると瞬時に森全体に伝わった。


ジンライは作戦を変え、評議会の連絡を待つことにする。

数日の滞在を指示され、久しぶりに休暇を取ることとなった。


一時リタイアしていたザジとも合流し、久しぶりに全員が揃う。


「それで、女の子になった気分はどお?」

「なってねーよ!!!」

早速、からかうサーニャに怒鳴りつけるように言い返すザジ。


数日寝込むほどの熱を出して倒れこんでいた彼は、汚名を返上すべくやる気になっていた。


「あのガキ、次に会ったときは容赦しねえ。ガキだと思って舐めてたが今度は本気で叩き潰す」

「まあ、そう焦るな。奴らの動向がつかめんのでは動きようがない」

宿に併設された酒場で飲んでいると、見覚えのある剃髪の大男が入ってきた。

久しぶりに見るその男の顔を見たジンライは、にやりと笑う。


「少し席を外す」

仲間にそう言うと大男に近づく。


カウンターに陣取って酒を飲むその男に声をかける。


「珍しいな、兄貴が酒を飲むなんて」

「毒気が欲しい時もある」


久しぶりの兄弟の再会にしてはそっけない。


「ここに来たのは偶然じゃないんだろ」

「。。。ここで奴らの行方を聞けと言われた」

「そうか、だが俺たちもまだ連絡を受けていないんだ」

「そうか」

立ち去ろうとする兄を呼び止める。

「まあ、待てって。急ぐ用でもないんだろ?」


ジンライは情報を欲しがった。なぜこの件に兄が絡んでいるのか。

「この件は魔術師評議会が追っている、兄貴はどこからの依頼で動いてるんだ?」

「。。。知り合いに頼まれた。名を明かすのは仁義に反する」


「そうか、一つだけ教えてくれ。。。殺すのか?」

「。。。まだわからん、その時に決める」

「。。。」


『班長』

サーニャからの念話が届く。


『どうした』

『連絡が来ました』

ジンライがにやりと笑う。


「兄貴、どうやらやつらは白磁の門(ホワイト・ゲート)を目指すようだぞ」

「。。。」


何も言わずに立ち去る兄を見送るジンライ。


ここで情報を待つということは、奴の依頼主も魔術師評議会だろう。

出元は同じと見て間違いなさそうだな。


敵に回すと恐ろしいが、今は利用させてもらうとするか。


仲間のいる席に戻りながら、これからのことを考えるジンライだった。



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