表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/44

万博の怪人(5)

にゅうめんマンは攻撃を続けるためにミョクミョクへ近づいた。だが、ミョクミョクはそれに合わせて遠ざかり、にゅうめんマンとの間に大きな距離を保った。体力を回復する時間を稼いでいるのだろうか。にゅうめんマンは言った。


「もう負けを認めたらどうだ。そんなふうに逃げてばかりじゃどうにもならないぞ」

「それはどうかな」


ある程度回復したらしいミョクミョクは、精神を集中して体に宿るパワーを急速に高めた。


「何をするつもりだ」

 にゅうめんマンが問うと、それに答えるかのようにミョクミョクは技を繰り出した。


「奥義 百々目鬼(どどめき)ストライク!」


ミョクミョクはとてつもない勢いで加速しつつ、にゅうめんマンに向かって突進した。2人の間には広い距離があったのだが、ミョクミョクはその間隔を一瞬で縮めて、攻撃をよける余裕を敵に与えないまま、猛烈なショルダーチャージをぶちかました。それはもはや体当たりというより、高速道路の衝突事故みたいな攻撃だった。


「ぐはっ!」


今度はにゅうめんマンが激しい攻撃を受けて突き飛ばされる番だった。実は突き飛ばしたミョクミョク側にもそれなりの衝撃があったのだが、ミョクミョクは再び宙高く優雅に跳び上がり、倒れたにゅうめんマンを両足で踏みつけた。


「ごふっ」


そしてミョクミョクは、先ほど蹴られまくった借りを返すかのように、倒れているにゅうめんマンをめためたに蹴りつけた。にゅうめんマンは体を固く丸めて防御したが、とても厳しい状況だ。


黙って丸まっていては遅かれ早かれ負けてしまう。にゅうめんマンは一か八かすばやく手を伸ばし敵の足をつかむことを試みた。すると運よくそれに成功し、ミョクミョクを引き倒すことができた。


ただしミョクミョクも甘い敵ではないので、すぐに自分の足をつかむにゅうめんマンの手を攻撃してそれを振りほどき、あっという間に立ち上がった。


にゅうめんマンもほぼ同時に起き上がったが、そこで先に攻撃をしかけたのは、直前に受けたダメージが少ないミョクミョクだった。ミョクミョクはにゅうめんマンの脇腹にきれいなミドルキックを決めた。


「ぐふ」


にゅうめんマンはダメージが蓄積して体の動きが鈍っていたせいで、ほぼまともにそれを受けてしまったが、やせがまんして右ストレートを打ち返し、命中させた。


「ぐっ」


しかし、ミョクミョクもひるむことなく次のミドルキックを放った。さっきより少し弱いがそれでも強烈なキックであることに変わりなく、着実なダメージを敵に与えた。にゅうめんマンは再び気合でそれにたえ、すかさずジャブとストレートのコンボで反撃したが、あまり威力は出なかった。


ついに2人は元気に動き続ける気力がつきて、相手を警戒しつつ一時的に手をとめた。


「さすがの強さだな、ミョクミョク」

「まあな」

「殴り合いの戦いで俺をここまで追い込んだのは、お前が大体9人目だ」

「けっこう頻繁に追いつめられてるじゃないか」

【にゅうめんマンが苦戦した敵リスト】

1 理科系の男

2 宗教法人六地蔵副管長ホーネット

3 宗教法人六地蔵管長

4&5 嵯峨野姉妹

6 多麻林

7 田山副市長

8 地獄王猛丸市長

9 ミョクミョク ← NEW!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ