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symmetry  作者: ミスト
始まり

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9/15

母親ミエコの死を乗り越えて優勝

5年目

「はいどーも!黒川佳奈子です!」


「白鷺美穂です」


「二人合わせてsymmetryです!」


「やっぱりこれしかない気がする」


知名度も実力も着いてきた二人


「お?お前ら今年も出るんか?」


「当たり前でしょ腹立つ男先輩」


「今年は赤山さんが言ってた5年目なんですから」


「赤山誰やそれ・・・まあせいぜい無駄な足掻きしてればエエんちゃう?」



「行こう!」


「地区予選だね!」


地区予選当日


「エントリーナンバー359symmetryさん」


くしくもこのエントリナンバーは二人が初めて涙を飲んだあの日と同じ番号だった。


しかし予想外の事が起きる


「はいどーも!黒川佳奈子です!」


「白鷺美穂です」


「二人合わせてsymmetryです!」


「いや~長年コンビやってると色々な事を変えたりしてグダグダになっちゃうよね~」


「そうそう、だからこうやって初心わするるるるるべからずで頑張らないとね!」


「るが無駄に多いな!狐でも呼ぶんかい!」


関西に染まってツッコミが関西なのは仕様です


「コーンコーン」


「いや狐来たやんかもうええわ!」


「地区予選突破したのは・・・・エントリーナンバー359番symmetryのお二人です!」


「やった~」


跳び跳ねる美穂と佳奈子


しかしミエコの状態があまり良くないことを知らない二人・・・


次の日も念入りにネタ合わせをする二人


「はいどーも!黒川佳奈子です!」


「白鷺美穂です」


「二人合わせてsymmetryです!」


「予選の次って何だっけ?」


「5回地区予選で優勝してからの本選じゃなかった?」


飛ぶ鳥を落とす勢いで本選までの切符を手に入れた二人


とうとう決勝当日

プルルルルプルルル!」

「はいどーも!黒川佳奈子です!」


「白鷺美穂です」


「二人合わせてsymmetryです!」

「お前ら何ふざけてんだ!」


「あれ?赤山君?どうしたの?」


「ミエコさんが肺癌でもう長くないんだよ!」


「あんたまた人の家勝手に上がり込んで!って肺癌?何それ知らない」


「知るわけないだろうなずっと邪魔しないように隠してたんだから」


「嘘よ!冗談でしょ?からかわないでよ!」


「こんな大事な時にこんな馬鹿みたいな冗談つくかよ」


「そうなんだ・・・・」


「佳奈子どうする?今だったらまだ間に合うかもしれないよ?」


「馬鹿ねぇあの人は人の夢を邪魔するのが大嫌いな人なのよ?それに私達はどんな困難も二人で乗り越えてきたじゃないの」


「死んじゃうんだよ?お母さん居なくなったら佳奈子一人かもしれないだよ?」


「美穂漫才師に1番大事なの何か解る?」


「え?」


「笑い声と漫才とマイクと相方よ!行くわよ!」


「何それ4つもあるじゃない(笑)」


そしてミエコは亡くなってしまう


「はいどーも!黒川佳奈子です!」


「白鷺美穂です」


「二人合わせてsymmetryです!」


「いや~決勝まで来ちゃったね!」


「本当ビックリだよね6年前は文化祭でたまたま組んでダダ滑りしてたのにね(笑)」


「5年かかってやっとこの舞台だもんね~」


「まさかお互い両親居ないとか思わないもんね~」


「ほんとほんとまさかうちのお母さんが今日亡くなるなんて神様のバカヤローって感じだよね」


「いやまだピンピンしてるやないか!」


「優勝は・・・・エントリナンバー359番symmetryのお二人です!」


「まさか本当に優勝できるなんて自分の事のようにうれしいです!」


「いや自分の事やねん!」


アハハハハハ

パチパチパチ


割れんばかりの拍手と歓声が会場に居る二人を包んだ


プルルルル

「終わったか?」

「うんちょうど今終わった。」


「漫才師symmetryすげー良かったよ。まさかのアドリブ入れてくるんだもん」


「母親亡くしてすぐこんなこと言うなんて颯真に不謹慎だと思われちゃうけど」


「何だよ?改まって」


「颯真私!あなたの事が好きなの!」


「お前って本当馬鹿だよな・・・俺で良いの?不倫するし浮気もするかもしれないろくでなしだけど」


「むしろ颯真じゃなきゃ嫌なの!」


「解ったよ解っただから取り合えず無理して笑いに変えるのは辞めろよ、後お笑い界は彼氏が出来ると女芸人がつまらなくなるジンクスみたいなのあるから彼氏居ることは黙っとけよ?な?」


こうして颯真と佳奈子は現段階で恋人になりました。

後々二人は結婚してsymmetryは解散を選ぶことになりますが、夢を叶えた白鷺美穂と黒川佳奈子はその後お笑い学生の講師を任されることになるのでした。

めでたいようなめでたくないような

めでたしめでたし

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