美穂の葛藤
いつものように漫才講師として働く美穂の元に1本の電話がなる。
この2人は今でも現代漫才師として活躍中だ。
「そうですか···はい。はい。」
「美穂?電話どうしたの?」
心配する佳奈子。
何も言わない美穂。
どこかボケもいまひとつになる。
「美穂最近ボケのキレ悪くない?」
「そうかな?いつも通りだと思うけど?佳奈子のネタに問題があるんじゃない?」
「は?人が心配してるのに。何その態度!」
「だってあたし佳奈子とは違って育ちの良いお嬢様だもん」
「あんたそれ本気で言ってんの?」
「本気に決まってんじゃないヤンキーで貧乳なんて赤山君ぐらいしか好きにならないわよ!」
夜道を1人帰る佳奈子
トゥルルトゥルル
「あ?颯真?また毎回こんなタイミングで電話してくんの?」
「おいおいちょっと待てよ何キレてんだよ。浮気なんかしてねぇよ」
「どーだかねあんたの事だし。」
「何かいつもよりトゲあんなとりあえず家帰って来いよ。コロッケ買ってきたぞ」
「コロッケ····このタイミングで」
颯真なりの優しさだとは解ってた。でもそれは今は亡き母親ミヨコの得意料理で漫才の形相方が居てボケがありツッコミがありネタがあるこれらをちゃんと作らないと良い漫才にはならいなと教えてくれたSymmetryに取ってはかけがえない物だった。
家に着いた佳奈子
「訳を聞こうか。何があった?俺の直感舐めんなよ?」
颯真が事の顛末を聞き出す。
「あの白鷺美穂が?そんな事言ったのか?」
「そうなの!酷いと思わない?」
「あぁ確かにそりゃ最低だな」
「そうだよね人の旦那を馬鹿にするんだから」
「いや酷いのは佳奈子お前だよ。相方の気持ちも解らないなんて最低の相方だよ」
「え?」
こいつも私の敵だったのかと思う佳奈子。
「長年コンビやってるお前なら白鷺さんの言葉が本心じゃないと気付かないと。お前洞察力足りないんじゃねえか?」
「·····明日美穂と話してくる。」




