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プロローグ②

「まだ寝ぼけてるのかな?あんまり時間ないから早く本題に入りたいんだけどなぁ」


金色の小太りおっさんは何か急いでるみたいだが、俺には何のことかよくわからない。

今いるこの真っ黒な空間はどこで俺はどうしてここにいるのか?

なぜ目の前にこんな金ピカに光るおっさんがいるのか?


一「申し訳ないんですが、あなたはどちら様ですか?それで僕はどうしてここにいるんでしょうか?」


なるべく敬語で愛想よく質問。

相手がどんな人物かを知るだけではなく、こちらの印象を良くするのは重要だ。

状況がわからない割によく平静を装うことができたと自分を褒めたい。


「おっ、もう大丈夫そうかい!えーとね、まず僕は君たちの言うところの神様で君は電車に轢かれたんだよ!」


このおっさん、いきなり俺が平静を崩そうとしてやがる。


「あ、ごめんね!急いでるからいろいろ端折っちゃった!まず僕の名前だけどホンニって言うんだ!君は何というか死んだ?みたいな感じになっててね、丁度良い…訳あってここに来てもらったんだ!」


このおっさん余程急いでるのか、もしくは説明が下手なのか、何を言っているのか全然わからん。

てか、今丁度良いって言わなかったかコイツ。


一「あのー、申し訳ないんですがよくわからなくて…神様ってホントですか?」


今俺は神様を名乗ってる怪しい男に誘拐されている可能性もある、慎重に情報を引き出さなければ…


ホ「うーん、そこからの説明になるかぁーそうだよねー普通の人間だとそうなるよねぇー普通の人間だもん、だけどあんまり時間ないしなぁー」


うーん、このおっさんウザい


ホ「とりあえずは神はあらゆる世界の管理者で、神はそれぞれの役割と担当をもっている、僕はその中で並行調整世界の観測を担当しているんだ」


一「並行調整世界?というか神様って複数いるんですか」


難しい単語も出てくるし世界観についてけいけないのだが。


ホ「うん、神もいろいろいるからね。並行調整世界っていうのは簡単に言えばある想定のもとに生み出したパラレルワールドと考えてくれ。で、そのパラレルワールドに君はこれから行くんだ!」


一「はぁ……………は?」


これ、もしかしてとんでもないところに連れていかれそうなのでは!?


一「イヤイヤ、意味わかんないですよ!なんで俺が行かなきゃ行けないんすか!早く帰して下さいよ!」


ホ「えー!!そんなこと言わないでさ頼むよ〜君しかいないんだ!君が行ってくれないと困るんだよ〜」


おっさんが涙を浮かばせながら顔を近づけてくるなんか顔が汚い、しかも微妙に加齢臭もする。

そこは神も関係ないんだなぁ


ホ「ま、君が帰りたいと言っても帰れないんだけどね」

名前が分かったキャラのセリフには、文頭にキャラの名前の頭の文字を書いてます。ご了承下さい。

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