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恋し括る  作者: ぽにこめ
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初めての彼女

今日も僕の隣にいる君は、今日はなんだか嬉しそうだった。


今日も君の隣にいる僕は、今日もとても嬉しかった。



君の髪が揺れているのは君がスキップをしているからで、僕の心が揺れているのは君とのステップを踏み出したからなんだ。


久々に見た空の青は、いつにも増して雲の白さを目立たせる。


僕はそこに差し色のように輝く太陽に問いかけた。

「そんなに輝いているのは僕らの交際を祝っているからなのかい?」と。



空を横断した鳥達は山を越えて他の地に向かう。


僕の心の歌声も、その後を追い空へと響く。



恋って本当に赤いんだなぁって、僕は今噛み締めている。



君に会えてよかった。


君に会わなければ赤を知らなかった。


ーー僕、田代(たしろ) 優也(ゆうや)は君を好きになれてよかった。




「ねぇねぇ、優也くん。私、デートしてみたいなー」

青い空を見ながら浮かれていた僕に話しかけたのは他でもない、2時間前に付き合うことになった彼女、千葉(ちば) 美樹(みき)であった。

「何処行きたい?」

僕は跳ねる胸を押さえつけ、格好をつける為に静かに聞いた。

「夢の国に行きたいなー。ラビットランド!」

「本当に?僕も行きたいなーって今思ってた!」

人生初めてのデートだ。胸の鼓動は倍ほどになった。

ちなみにラビットランドとは千葉県内にあるアミューズメント施設で、うさぎと触れ合ったり、うさぎをモチーフにしたキャラクターと写真を撮ったりできる、まさにデートの理想とされている施設だ。

行ったことこそないが、たった0.1秒頭に過ぎっただけの妄想で胸が破裂しそうになる。


そしてその日僕たちは、まだ高校生であるので資金を貯めるためのアルバイトを始める話や、今後の二人の話をして解散することにした。帰り際には頬に軽くキスもされた僕は、赤い胸を押さえて手に伝わるその鼓動の早さでも、また恋を実感した。




そして一週間後。僕は近くのスーパーでアルバイトをすることにした。恋の力は凄いもので、規約上可能な最大の労働時間で働いた。



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