隆史からの餞別
「中央広場に来たけど、いいのがないなぁ」
と隆史は服選びをしている。
「作るか、うんそうしよう。」
隆史そう思い立って、再度転移する。
「結局、換金しただけで帰ってきちまった」
隆史は店の上、2階の自分の部屋に転移した
「さぁ、構造は、永続型の障壁に、自動修繕と寒暖差を無くす常時平温魔法で決まりだ。素材はアラクネのシルバーシルクがあったな。それにしよう」
隆史は材料をテーブルの上に置き、魔法を構築するとみるみるうちに、服が一人3着ほど仕上がった
「どれどれ、鑑定。…良し完璧じゃん」
仕上がった服を持って、下に降りていくと
スタッフの一人さちこが
「あれ、オーナーいつ帰ってきたのですか?」
と首を傾げた
「まぁあれだ、明日な、明日説明するから」
「そうですね、明日は必ず説明して下さいね」
とにっこりと笑う
隆史は背筋が凍るような気分になりながら返事をした
「お、おう…ところで子ども達は?」
「そろそろお風呂から上がってくると思いますよ」
「そっかぁ、これ服渡しとくから好きに来てくれと伝えといてくれ」
「分かりました」
とさちこは風呂場に服を持って行く
「そろそろ夜勤の時間だから後は頼んだよ。子ども達は俺の部屋で寝かせといて」
「はいはい、分かりました。気をつけてね」
すると一人暮らしの涼太が
「今日は僕が泊まって子ども達を見守っときますね」
っと請け負ってくれた
「助かる。後でボーナス出すな」
「ははは、うちの店貧乏なのにそんな余裕無いでしょ」
と笑い飛ばした
「まぁとりあえず行ってくるわ」
「はぁぃ」
隆史は裏口から外に出て、現場へと急いだ。
「日本だと魔力循環が無いから転移を使えないのは不便だよな」
と独り言を漏らしながら走っているが
日本には、暗いニュースが流れていた。
「さて、現場監督に挨拶してくるか」
コンコンとノックし
「隆史です」
「はいよ」
「失礼します」
「なんだ改まって」
「今までお世話になりました。お店の方が忙しくなり、本日付で退職をお願いいたします」
と綺麗一礼をした
「なるほどなぁ、お前とはそうゆう条件でうちは受け入れたからなぁ、残念だけど仕方ない。今日は働けるんだろ?」
「はい。今日精一杯務めさせてもらいます」
「宜しく頼むよ。それから一つ確認だが?」
「はい、何か?」
「このニュース…ダンジョンが生まれたと言う話しには関係無いんだな?」
「ダンジョン?日本に?」
「いや、いいんだ。知らなかったみたいだな。とりあえず今日は頼むよ。」
「はい。失礼しました。」
隆史は現場監督の部屋を出て行った。
「ダンジョンかぁ、魔力循環がないのになんのフェイクニュースだ」
隆史は嘘のニュースだと思いそのまま
地下アイドルコンサート会場の警備員の服装に着替えて現場に入っていた。
サフラン・シュガーのコンサート後
隆史は地下アイドル、サフラン・シュガーの警備に付き、
「押さないで下さい」
と真面目に威圧的に取り組んでいる
サフラン・シュガーのゆいから
「いつもありがとう御座います」
とお茶を貰い隆史は涙したが
今日は残りの魔力でサフラン・シュガーに
永続型の魔法障壁を展開する予定だ
「皆さんいつもお疲れ様です。俺から最後の御呪いです」
と言い魔力を練り、サフラン・シュガーのあや、ゆい、もえ、3人組に魔法を展開した
3人の周りがふわっと風が舞ったような感じがしたが誰も気付く事なく
3人が
「ははは、ありがとう」
と言い帰路につく
隆史は
「これで終わりだな」
と一息ついた。




