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32.魔界

 



 ――コンコン。



 ドアをノックする音。



「すみません、お客様。 村の長がお二人に会わせてほしいと来ているんですが......よろしいですか?」


 村長......話はおそらくワーウルフの件だろう。


「大丈夫ですよ、どうぞ」


 扉を開くとそこには白い髭を長く伸ばしたご老人と宿の店主がいた。


「旅のかた、遅くにすみませんのう。 お休みの中お邪魔をしてしまいまして......」


「大丈夫ですよ、お気になさらず。 それで話というのは......単刀直入にお聞きしますが、魔族の事ですか?」


 村長はゆっくりと頷いた後に、話し始めた。


「......ええ、そうです。 この村は魔族によって脅威にさらされております。 村を守りに来てくださった騎士様も三名いたのですが、全てその魔族を倒しに行き帰らぬ者となりました。 そして村の内部に貯蔵されている食料は尽きかけており、疲弊していくばかりで、逃げることもかなわず......」


 やはり、ワーウルフは村人を全て食らう為に時間をかけている。


「この砦が奴らに破られないのが唯一の救いですが、このままでは村人が全滅してしまうのも時間の問題......」


 ......ワーウルフ、人のからだに狼の頭がついたような見た目で、知能は人間と遜色なく、しかし腕力は人の約三倍で勿論狼の牙や爪の武器も兼ね備えている。

 レートC+の危険度とされていて、とてもじゃないが武器を持ったとしても村人が立ち向かえる相手ではない。


「なるほど。 ......しかし、ワーウルフといえばダンジョンかこの人の領域からかなり離れた地、魔界にしかいないはず」


 ダンジョンはともかく、魔界は魔族や魔王の領土で、基本的に大規模な結界が張られていて、簡単には人の領域であるこちらへこられないはず。


 その時、リアナが静かに口を開いた。


「......そ、それは、魔界と人の領域を分け隔てている、大結界を通らずにこちらへ来ているからです......」


「通らずに、こちらへ?」


「......は、はい、人の領域に存在する魔族は主に二通り......この地で生まれ育った魔族と、ダンジョンから這い出てきた魔族。 ワーウルフはダンジョンからこちらに渡ってきた魔族です......」


 ダンジョンから?って事は。


「それって......魔界と人間界を繋いでいるダンジョンがあるってこと?」


「......そ、その通りです。 三年前、SSランクの冒険者パーティーがそれを突き止めて......魔界へ渡った証拠を持ち帰り、それが決定的なモノとなったようなのです......そのダンジョンがどこにあるかは政府により伏せられていますが......」


「そんなダンジョンが......リアナ、教えてくれてありがとう」


「い、いえ......!」


 魔界から魔物が侵入してきているならワーウルフがここにいることも納得できる。と、言うことはまだ危険度の高い魔物が来ている可能性もあるのか。


 ......魔界と人間界を繋ぐダンジョンか。


 と、そんな事今はいいな、話がずれ込んだ。


 ......村長がこれからするであろう、お願い......おそらくワーウルフの駆逐、か?



 しかし......



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